大手前大学 通信教育部(通信制大学)の考古学の世界

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考古学の世界

※下記の科目詳細は2015年度開講科目です。

基本情報

単位数 2単位 授業方法 メディア授業

授業内容

 高松塚古墳の発見に代表されるように、考古学の成果によって歴史が塗り替えられることも今や珍しくありません。考古学とは地上・地下に残された人類の足跡を材料として、過去を復元し歴史を考察する学問です。テレビなどでは、発掘場面だけがクローズアップされますが、他にも多くの作業や手順があります。その研究方法は、文字史料を研究対象とする文献史学とは違って、フィールドワークを伴ない、先端科学とも連携して分析したり保存を行うなど、関連諸分野との関係が深いものです。また、その成果は、次々と発見される新資料によって日進月歩の勢いです。弥生時代や古墳時代の始まりは随分早まり、江戸時代や第2次世界大戦の戦跡も研究対象となってきています。

 本講義では、このような考古学の研究方法とその学術的成果をわかりやすく解説し、その魅力について資料を多く取り入れて理解を深めていきます。

科目情報

学習内容 概要

第1回 考古学の定義と誕生

考古学とはどんな学問なのかをつかむ。
考古学とはどのように歩んできたのかを理解する。

第2回 日本考古学の成立と発展・発見

考古学とはどのように歩んできたのか。
日本考古学の成立と発展について。
日本考古学の歩みを画期的な発見の歴史。

第3回 遺物・遺構・遺跡

日本の考古学は何を研究するのか、という観点から、まずは基本的な遺構・遺跡の概念を理解する。

第4回 生産・祭祀などの遺物・遺構・遺跡

生産や祭祀に関わる遺物・遺構・遺跡について。

第5回 発掘調査の準備と探査方法

考古学の基礎知識にはどのようなものが必要か。
まず発掘調査の準備について、次いで遺跡・遺構の探査方法について。

第6回 発掘調査の実施と記録

発掘調査を実施するに当たっての準備と、発掘調査を記録する方法について。

第7回 発掘資料

発掘資料の整理・結果発表・保存処理はどのように行うか。

第8回 石器と土器の実測図

出土した遺物の実測図を描くには、どのような知識・技術が必要か。
まずは石器、次いで土器について。

第9回 型式学的研究・層位学的研究

考古学の基本的研究方法である型式学的研究と層位学的研究とはどのようなものであるか。

第10回 考古学と理化学的研究方法

考古学の年代測定法と遺物の産地同定などに用いられている理化学的研究方法。

第11回 旧石器時代の文化

考古学の研究成果として、まず人類の出現以降の歴史と日本の旧石器時代の始まりや特徴など。

第12回 縄文時代の文化

縄文時代の始まりや時期区分、生業・集落のあり方などについて。

第13回 弥生時代の文化

弥生時代の始まりと時期区分、水稲耕作の伝来、卑弥呼の時代などのついて。

第14回 古墳時代の文化

古墳時代の始まりや古墳時代の特徴・大陸との交流などについて。

第15回 歴史時代の文化

飛鳥・奈良時代以降、江戸時代に至る歴史時代の考古学的成果について。