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| 単位数 | 選択 2単位 |
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| 授業形態 | 通信授業 |
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| 配当年次 | 1 |
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| 教員名 | 森 道子 |
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イギリス文学には、地理と気候の反映という特色が加わっています。冷たい荒海に囲まれた島国ですが、山、湖、森、畑など自然界は緑にみなぎっています。イギリス人の性格は、冷静で穏健、保守的で冒険的、伝統的で反逆的と矛盾をはらみつつ、何より<自由>を愛する精神に支えられています。
今、世界中で人気沸騰の魔法ファンタジーも、イギリスが本場です。また、王侯貴族や騎士の登場する歴史小説、私立探偵や警部の活躍する推理小説など、小説はもちろん、シェイクスピアや近代の演劇、ロマン派の詩歌などに、名作・傑作は数えきれません。
本講義ではイギリス文学は想像力を刺激し、新鮮な驚きの感覚を与え、喜びと満足をもたらす事にも触れ、イギリス文学を理解し親しんで貰う事を目的としています。「自分の国」と「自分の時代」の人間をテーマにする文学を通じて、外国文学の理解・鑑賞から異文化交流を楽しみましょう。
【学習内容 概要】
アーサー王伝説とシェイクスピア
中英語による長詩『カンタベリ物語』と散文『アーサー王の死』について。イギリス・ルネッサンスの宮廷文学『妖精女王』とソネット(定型詩)、およびマーロウとシェイクスピアの悲劇、喜劇、詩劇
ミルトンと17 世紀の詩人・作家
キリスト教信仰に基づいた対照的な文体の叙事詩『失楽園』と散文『天路歴程』について、また、その対極とディスカッションもいえる異教的恋愛詩
ジャーナリズムと小説の誕生
理性と散文に重点を置く都会(ロンドン)中心の文化社会。現在の新聞と雑誌の間のような新聞発行。
『ロビンソン・クルーソー』『ガリヴァー』など冒険旅行記から始まり、本格的小説の誕生とその隆盛。
ロマン主義の詩人と小説家
理性と散文への反動。都会より自然に、社会より個人に焦点を当てる運動。想像力を重んじる。各自各様に自由と美を求める5人の詩人たち。小説は歴史小説と教養小説の代表であるスコットとオースティン。
ヴィクトリア朝の詩人と小説家
ロマン派とは対照的な国民を代表する詩人テニソンは科学と宗教との間で苦悩する。ロセッティは美術と文学の両芸術で理想を追求する。小説の全盛期で、ディケンズはヴィクトリア朝市民階級の代表者であり、女流作家の活躍も目覚ましい。
世紀末から20 世紀の小説
「世紀末」と言われた時代を経て、20 世紀へ。ハーディの運命悲劇的小説やワイルドの怪奇小説と軽妙洒脱な喜劇。エリオットの詩「荒地」とジョイスの小説『ユリシーズ』はそれぞれのジャンルでのランドマーク。
演劇は世の不条理を扱う不条理劇流行。
最後に、教科書に引用のない、興味深い小説、「ゴシック小説」「推理小説」「ファンタジー小説」について触れる。
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