大手前大学 通信教育部(通信制大学)の犯罪心理学

犯罪心理学

※下記の科目詳細は2018年度開講科目です。

基本情報

単位数 2単位 授業方法 通信授業

授業内容

 犯罪心理学という学問では基礎心理学をどのように応用して、社会でどのように役立てる学問なのか説明できるようになる。実際に起きている犯罪を例に挙げ、心理学をベースにした理論により考えられる犯罪が発生する要因について説明できるようになる。犯罪者の処遇について説明できるようになる。
 被害者の心理を理解し、被害者と親しい間柄の立場にいると想定した場合に自分にできる被害者への支援について具体案を述べられるようになる。犯罪を防止する環境整備について説明できるようになる。
犯罪心理学が社会にどのように役立てるようになればよいか、自身の考えを述べられるようになることを、この科目の目標とする。

科目情報

学習内容 概要

第1回 犯罪心理学とは

学問としての犯罪心理学はどのように研究が行われているのか、また、犯罪心理学の専門家が活躍する現場はどのようなものなのか学ぶ。

第2回 犯罪とは

人間の行為が犯罪だとみなされ裁かれるまでの現代社会の仕組みを確認し、犯罪の定義と犯罪が起こる要因について学ぶ。

第3回 さまざまな犯罪

暴力犯罪・窃盗・強盗・放火・ホワイトカラー犯罪・サイバー犯罪など、それぞれの犯罪の特徴と現状を学ぶ。

第4回 性犯罪と身近な暴力

犯罪として表面化しにくい性犯罪、身近な人が被害を受けている可能性があるストーカー、DV、虐待などの現状を学ぶ。

第5回 少年犯罪と非行

少年非行と犯罪、非行少年の心理について学び、社会が少年に与える影響について考える。

第6回 犯罪の原因を考える(生物学的アプローチ)

遺伝的要因や脳、神経伝達物質、精神疾患などの要因から犯罪の原因を考える生物学的アプローチについて学ぶ。

第7回 犯罪の原因を考える(臨床心理学的アプローチ)

精神力動および心の発達の理論、パーソナリティ、人間関係などの要因から犯罪の原因を考える臨床心理学的アプローチについて学ぶ。

第8回 犯罪の原因を考える(社会学的アプローチ)

社会との関係に焦点を当てた研究に関する理論から犯罪や非行の原因を考える社会学的アプローチについて学ぶ。

第9回 捜査の心理学

テレビなどの影響で世間一般に知られるようになったプロファイリングやポリグラフ検査をはじめとする犯罪心理学に関連する手法が現実の捜査の現場ではどのように活かされているか学ぶ。

第10回 成人犯罪者の処遇と矯正

検挙、起訴、裁判、判決までの流れと精神鑑定、裁判員制度について正しい知識を持ち、我が国での矯正(更生)の考え方と刑務所の役割について学ぶ。

第11回 非行少年の処遇と矯正

成人犯罪者とは異なる処遇の流れと目的を理解し、個々の少年に応じた矯正教育を行うための仕組みについて学ぶ。

第12回 犯罪被害者の心理

多くの人に正しく理解されていない被害者とその家族の心理について学ぶ。PTSDについての知識を得る。

第13回 被害者支援の実態

被害者支援に携わる人の活動内容を知る。事例を通して被害者の話を聞く上で留意すべき点などを学ぶ。

第14回 犯罪とメディア

マスメディアによる犯罪報道が過熱している現代社会に生きる人間の心理と、インターネット、ケータイ、ゲームが犯罪に与える影響について考える。

第15回 防犯の心理学

犯罪を抑止するための環境整備に関する研究と対策について、環境心理学・社会心理学的アプローチについて学ぶ。