大手前大学 通信教育部(通信制大学)の経済学入門

経済学入門

※下記の科目詳細は2018年度開講科目です。

基本情報

単位数 1単位 授業方法 通信授業

授業内容

日常生活の様々な場面を題材としながら、身近に感じられる経済学を学ぶ。国内外の金融・経済についての新聞記事やニュースの意味がわかるようになることを目指す。
具体的な学習目標
・日本経済の問題点や課題を指摘し、さまざまな施策を公平に評価できるようになる。
・自国のみならず、他国の現状も考慮に入れ、経済問題に対するさまざまな解決策を比較検討できるようになる。
・経済の仕組みや専門用語を一般の人に対して理解できるように、わかりやすく説明できるようになる。

科目情報

学習内容 概要

第1回 経済とは

経済学の代表的な理論を学ぶ。具体的には、まず初めに経済原論と呼ばれる分野を学習する。経済を一国全体でみるマクロ経済学と、企業行動の視点からみるミクロ経済学があり、数式を中心に組立てられており難しいと言われる。経済科目のある各種試験・資格では必須なので、受験する方はこのレベルまでは押さえておくこと。

第2回 金融

金融のマクロ的な含意について学ぶ。具体的には、財政・金融という経済各論の2大分野のうち金融を学ぶ。まず金融の仕組みで必須事項を学び、次に株式と債券について学ぶ。最後にアベノミクスについて説明し、財政、金融が全く別の動きをしているわけではなく現実には連動していることを知る。

第3回 財政

財政の本質や国の借金について学ぶ。具体的には、税や社会保障を学ぶ機会は少ないが、給与明細表の内容や社会保障身近な所から財政を理解していく。財政は経済から見た国家そのものと言える。

第4回 国際経済の原理

ヒト・モノ・カネの移動について理論的に学ぶ。具体的には、まず為替レートの仕組みを学ぶ。円高・円安とは何か。経済にどのような影響を与えるのだろうか。次にTPPという言葉をよく聞くが、貿易自由化はよいことなのだろうか悪いことなのだろうか。更に世界的な貿易の枠組みについて学ぶ。

第5回 国際経済の論点

現代の国際経済の論点をいくつか紹介する。具体的には、国際経済では企業の海外展開を直接投資と呼び、貿易と並んでとても重要である。この直接投資について学ぶ。次に地球上の経済格差である南北問題の解決への取り組みと現状を学ぶ。次にリーマン・ショックについて各国は被害から立ち直ったように見えるが、その複雑な原因と経過を学ぶ。最後に経済活動が引き起こした地球温暖化対策について学ぶ。

第6回 規制緩和と民営化

ミクロ経済学にもとづく規制緩和の理論や現状を学ぶ。具体的には、世の中には経済活動を法で規制した産業がいくつかあるが、それらについて何がどうなっているのか調べていく。鉄道や空港の民間資本の導入、郵政民営化や電力自由化など、具体例を学ぶ。

第7回 地域と経済

地方消滅が予言される中、各地で行われる努力を紹介する。具体的には、日本の多くの商店街にはなぜシャッターが下りてしまったのだろうか。そしてどうすればよいのだろうか。地域経済の歴史をたどり地域再生への動きを探ってみる。

第8回 社会と経済

多様な人間観が多様な経済観を生み出し、政策の選択の違いにつながることを学ぶ。具体的には、経済学を効率の視点のほかに、もう1つの公正の視点を付け加えて考える。更に2つの視点に対応する小さな政府と大きな政府の理論を紹介する。最後にこの2つの視点から現実を見た場合、日本の政党はどのような分布になるのか考える。