大手前大学 通信教育部(通信制大学)の生物学概論

生物学概論

※下記の科目詳細は2018年度開講科目です。

基本情報

単位数 2単位 授業方法 通信授業

授業内容

ヒトを含めた多細胞生物の生命活動の営みについて、①生物の階層構造・DNAの転写と翻訳・タンパク質の機能、②代謝・体内環境・刺激と運動・生体防御、③生殖・発生・分化・遺伝、④遺伝子疾患と遺伝子治療・バイオテクノロジー、⑤シグナル伝達、⑥分子生物学と医学、などの観点から説明できるようになる。

科目情報

学習内容 概要

第1回 生物の基本単位である細胞

多種多様な細胞であっても、その基本構造は共通していることを学び、また、動物細胞と植物細胞、真核細胞と原核細胞では、それぞれ異なる構造体が含まれていることも知る。

第2回 生物の階層性-細胞から個体へ-

細胞数や細胞同士のつながりの強弱によって、多種多様な生物が個体として存在することを知る。また、細胞内共生説についても学ぶ。

第3回 生命活動に必要な物質

生体を構成する主な物質を質量比の高い順に取り上げ、各物質がどのように生命活動に利用されているのかを学ぶ。

第4回 代謝

動物は、植物によって合成された栄養(有機物)を摂取し、それを分解(消化)することでエネルギーを得ている。この一連の過程を、物質とエネルギー、それぞれの観点から包括的に学習する。

第5回 体内環境と恒常性の維持

ヒトを含む動物では、体内環境を一定に保つ働き(恒常性)が備わっている。ここでは、体内環境を形成する体液について、主に、血液とリンパ液を中心に、体内での働きを学ぶ。

第6回 刺激と反応

生物は、常にさまざまな刺激を受取り、それに対する活動を起こしている。ここでは、私たちヒトの持つ受容器と効果器、さらに、それらをつなぐ神経について詳しく学ぶ。

第7回 生物の生体防御の仕組み

ヒトや動物などが持つ、異物(非自己)を排除する免疫の仕組みを学ぶ。また、ヒトの免疫異常による疾患について知ると共に、さまざまな免疫療法についても学習する。

第8回 生殖と発生・分化

さまざまな生物の生殖法を理解し、さらに、生殖細胞の形成・受精・発生・分化などの一連の過程を詳しく学習する。

第9回 遺伝のしくみ

メンデルの唱えた遺伝の基本概念を知ると共に、メンデルの法則に従わない遺伝について学ぶ。また、モーガンが作製した染色体地図の原理についても学ぶ。

第10回 DNAの構造と複製のしくみ

遺伝子の本体であるDNAの発見、DNAの化学構造の同定、DNAの複製の仕組みの解明などについて学ぶ。

第11回 細胞分裂と細胞周期

生物は細胞分裂を行うことによって、娘細胞にゲノムの分配を行うが、その分配の仕方は、体細胞と生殖細胞とで大きく異なることを学ぶ。

第12回 遺伝情報の発現とその応用技術

DNAの遺伝情報に基づいて、タンパク質が合成される仕組みを理解し、また、近年の遺伝子解析技術の進展によって、遺伝子の人工合成や改変が可能になったことなどを学ぶ。

第13回 細胞の情報伝達

細胞に影響を及ぼすシグナルと、細胞応答の仕方について学ぶ。さらに、シグナルを受容することによって生じる、さまざまな細胞の変化についても理解を深める。

第14回 分子生物学と医学

遺伝子変異と異常タンパク質がさまざまな疾患をもたらすことを理解した上で、遺伝子診断法や癌の発症メカニズムなどを詳しく学ぶ。また、いくつかの遺伝性疾患の治療法についても理解を深める。

第15回 まとめ

第1回〜14回の内容を振り返り、ヒトを含めた多細胞生物の生命活動の営みについて、総合的に理解を深める。