大手前大学 通信教育部(通信制大学)の人事・労務管理

人事・労務管理

※下記の科目詳細は2018年度開講科目です。

基本情報

単位数 2単位 授業方法 通信授業

授業内容

①人事・労務管理に関する専門用語を理解・修得し、人事担当者と、その企業の人事制度について、建設的な議論ができるようになる。同時に、専門用語のうち、とりわけ人事制度と人事評価に関する用語については専門家では無い人に対してもわかりやすく平易な言葉で説明できるようになる。

②具体的なある会社の人事制度(例えば成果主義型の人事制度)が示されたときに、その制度の善し悪しを評価し、旧来の一般的な人事制度(例えば年功序列・終身雇用型の人事制度)と比べたときの長所、短所を述べることができるようになる。

③経営者と従業員、上司と部下の間の円滑な関係を築くことができる人事制度の要素を挙げることができ、それを職場で説明したり実践したりすることができるようになる。

科目情報

学習内容 概要

第1回 人事・労務管理入門

人事・労務管理を学ぶうえで、どのような観点を持てばよいのかを理解するために、人事・労務管理の学習内容の概要を説明する。

第2回 経営環境・労働市場と労働行政

企業内の人事・労務管理の仕組みが、経済環境や労働法の影響を大きく受けていることを説明する。

第3回 労働力の調達

高齢化、高学歴化(労働供給側)、高度知識化、サービス化(労働需要側)の動向を説明した上で、雇用契約の開始と終了にともなう人事・労務管理の内容を説明する。

第4回 キャリアの形成とその管理(1)

長期的な雇用契約の中で、個人がキャリアを形成するとき、人事・労務管理をどのようにとらえればよいかを説明する(この回だけは個人の側から見た人事・労務管理を説明)。

第5回 キャリアの形成とその管理(2)

明文化された人事制度と職場慣行、格付制度、社員区分制度、人事異動、昇格管理などについて説明する。

第6回 人事評価制度

人事評価制度を組み立てるときの考え方について説明を行う。評価対象、評価基準、評価方法、評価者の4つの要素を説明する。

第7回 評価制度の運用

現在、多くの先進企業で取り組まれている目標管理とコンピテンシー評価の運用を、職場のレベルで説明する。

第8回 賃金制度の管理

内的報酬と外的報酬、変動給と固定給、付加給付などの決め方について説明する。そのなかで、職能給や職務給の考え方の違いも説明する。

第9回 能力開発の管理

生涯を通じた能力開発と仕事を通じた学習の理論を説明し、企業内の人材育成のあり方を説明する。

第10回 働く環境の管理

労働時間の弾力化と長時間労働、メンタル・ヘルス、ワーク・ライフ・バランス施策などについての企業の責任について述べる。

第11回 従業員関係の管理

集団的労使関係、個別的労使関係、労使のコミュニケーションなど、労使の信頼関係を深める手立てについて説明する。

第12回 モチベーション理論と人事・労務管理

角度を変えて、職場での部下の動機づけについて、モチベーション理論とリーダーシップ理論を説明する。

第13回 戦略的人的資源管理

1990年代以降に発達している事業戦略と人的資源管理戦略の補完関係に関する理論を説明する。

第14回 グローバル人的資源管理

企業がグローバルな活動を行う時代になり、人事・労務管理もグローバルな視野が必要になってきている。その具体的イメージを描くため、日本企業の活動と、日本国内での外国人雇用の側面について説明する。

第15回 労働過程の変化と人的資源管理

経済活動の内容の変化とそれに伴う近年のトピックスについて話をする。労働内容の分化、サービス労働化、感情労働化、ダイバーシティー、労働市場流動化、ブラック企業などについて説明をする。