大手前大学 通信教育部(通信制大学)のコミュニケーション概論

コミュニケーション概論

※下記の科目詳細は2018年度開講科目です。

基本情報

単位数 2単位 授業方法 通信授業

授業内容

 長く話したにもかかわらず「話が通じなかった」ということがあります。また、ほとんど話していないのに、「すぐに分かり合えた」ということもあります。私たちは人の中にいれば、何も話さなくても、誰かに何かを伝えているのです。そしてそれは、いくら伝えたくても相手が受け取ろうとしないのであれば、伝わりません。コミュニケーションとは不思議なものです。

 「分かる」「通じる」「共感する」というのが、決して言葉だけを通じて行われるわけではないことの面白さに気付いていただくために、言語学・社会学・記号論・意味論・言語哲学等々の知識と理解を踏まえて考察したいと思います。

確かな人間関係を築き、育てるためのコミュニケーションのあり方を考え、他者とコミュニケーションすることで、私たち自身に起こる様々な変化についても考えます。私たちが日常的に行っているコミュニケーションについて、改めて見つめ直し、考え直すきっかけにしたいと思います。

科目情報

学習内容 概要

第1回 コミュニケーションとは

コミュニケーションとは何か、改めて考える。コミュニケーションに必要不可欠な「ことば」についても考察する。

第2回 ことばとはなにか

コミュニケーションとことばについて考察する。

第3回 ことばと身体

ことばは人間の身体による分節装置のひとつであるということを考察する。

第4回 ことばと身体のコミュニケーション

ことばを用いるコミュニケーションと、ことばを用いないコミュニケーションについて考察する。

第5回 交流としてのコミュニケーション

コミュニケーションを「人間的な交流」という観点から考察する。

第6回 モノとイメージのコミュニケーション

モノがイメージとしてコミュニケーションに関わっていることを考察する。

第7回 コミュニケーションのダイナミズム

関係し影響し合って、相手も自分も成長するものとしてのコミュニケーションの働きについて考察する。

第8回 意味とコミュニケ―ション

私たちの日常を支えている「意味」というものについて考察する。
コミュニケーションの展開の中で立ち現れる「意味」について考察する。

第9回 コミュニケーションのいま

私たちのコミュニケーションの「いま」について考える。

第10回 メディアとコミュニケーション

私たちのコミュニケーションに介在するさまざまなメディアについて考察する。

第11回 「わたし」とコミュニケーション

対人関係が多種・多様化する現代、「わたし」も多様化・分散化していることを考察する。

第12回 よりよいコミュニケーション

コミュニケーションは生きていく上で極めて重要なものだが、そのあるべき姿はどうかを考える。

第13回 同質な群れからの脱出

確かな人間関係を育てるものとしてのコミュニケーションのあり方を考える。

第14回 人間関係をどう育てるか

人間とはどのような存在か? 人間が人間として成長して「自我」を形成していく過程を「欲望」キーワードとして考える。

第15回 聴くことの重要性

コミュニケーションについて基本的な考え方・とらえ方を知ったので、自分なりの答をさがすために、常に問い続ける姿勢を忘れないようにする。