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学び直したい現役・復職希望看護師がやるべき勉強方法7選!
※2024年10月30日現在の内容です
学び直したい現役・復職希望看護師がやるべき勉強方法7選!
看護師として働いていると、職場の都合による配置換えなどによって、しばらく使っていなかった知識やスキルが改めて必要になる場合があります。
また、出産や子育てなどの理由により休職していた人のなかには、自分の知識やスキルに不安を感じる人もいるでしょう。
そんな場合はどうするのが良いのか。
ここでは「知識をしっかりと学び直したい」と考える看護師に向けた、おすすめの勉強を紹介します。
ブランクがあっても復職できる?
看護の現場から一度離職してしまうと、「ブランクがあるから咄嗟の対応ができるか心配」「知識や技術の進歩に対応できるだろうか」などの不安を感じてしまうのは仕方がないことです。
その不安のために離職に踏み切れず、無理をして看護師を続けている人もいるかもしれません。
しかし、ブランクを埋める勉強法があれば、そのような不安も軽減することができます。復職をめざす看護師のための復職支援制度などもあります。
こうした制度も上手に利用して、自分に合った職場を探しましょう。
まずは専門職に相談して、対処法と必要な知識・技術を知ろう
離職者が抱える不安としてまず挙げられるのが、「ブランク」と「知識・スキルの不足」でしょう。
そこで必要なのは、最新の現場を知る専門職に相談することです。先輩看護師やかつての同僚でも良いですが、都道府県ナースセンターなどの公的機関を利用するのも良い方法です。
不足している知識や技術がわかれば、集中的に学び直したい分野もはっきりし、計画的に学び直すことができます。
また、「未経験の部署に配属されるかも」「プライベートと両立できるか心配」という不安を抱える方も多いでしょう。
復職支援を実施している機関であればこうした相談にも乗ってもらえますし、他の看護師の対処法などを聞くこともできます。
漠然と不安を抱えるのではなく、その不安を解消するために一つずつ準備を進めていけば希望に叶う職場で復職することができるでしょう。
現役看護師にも必要な学び直し
看護師の仕事はとても広範囲にわたるため、看護師として働いていると、どうしても日常的に活用する知識・スキルと、そうでないものとが出てきてしまいます。
例えば災害看護に関する知識などは日常的に活用する機会が少ないため、意識的に学びを繰り返しておかなければいざというときに困ることになります。
知識・スキルの一部がさびついていくかもしれないという状況に、不安を感じる方もいるでしょう。
特にゼネラリストや管理職をめざしている人は、幅広い分野に満遍なく精通しておかなければならないため、定期的に学び直しが必要となります。
また、職場の都合による異動などがあったときも、その分野に求められる知識・スキルを学び直しておくことが重要です。
自分自身を客観視し、必要な知識・スキルを学び直す機会を定期的に設ける習慣をつけておくことは、看護師として長く活躍するために必要なことです。たとえば、ライフステージの変化などにより一時的に離職せざるを得なくなったときにも、スムーズに復職することができるでしょう。
看護師として復職するための勉強方法4選
看護の仕事からしばらく離れていた場合、どのようにして学び直すのが良いでしょうか。ここではおすすめの勉強方法をご紹介します。
復職支援制度を利用する
各都道府県のナースセンターでは、復職を希望している看護職に向けた研修や交流会をはじめとしたさまざまな復職支援を実施しています。
研修や実習では、看護基礎技術研修などで技術を学び直したり、現場で実際に使われている知識や技術を身につけることができます。
また交流会などに参加すれば、同じように復職に向けてがんばっている人たちと情報交換をすることもできます。
求人情報を閲覧したり復職に向けた相談に乗ってもらうこともできますので、積極的に利用すると良いでしょう。
民間のセミナーや技術研修に参加する
民間企業や大学病院などが主催する復職支援セミナーに参加するのも有効な手段です。
多彩なセミナーが実施されているので目的に合ったセミナーが選びやすいというメリットもあり、必要であればカウンセリングなどのサポートを受けることもできます。
信頼できる機関・講師であれば、質の高い学びが得られるでしょう。
採血・注射・吸引・一時救命処置などの技術研修もありますので、ブランクを埋めるために実践経験を積みたいと考える人はこうした研修を選びましょう。
独学で学ぶ
技術の実践は、研修に参加する必要がありますが、知識として学び直すことは独学でも可能です。
最近はアプリを使った学習ツールなどもありますので、自分に合った学習スタイルを選びましょう。
ただし、学習アプリなどは無数にあり、内容も質もさまざまだということに注意しておく必要があります。
日本看護協会でもインターネットを活用した配信研修を公開しているので、無料で視聴することができます。興味がある人は一度閲覧してみると良いでしょう。
通信教育を活用する
「独学ではどうしても他の用事を優先しがちで勉強が進まない」「きちんと学び直せているか不安」「学修計画の相談に乗ってほしい」という方は、大学が開講する通信教育を活用するのがおすすめです。
質の高い最先端の教育を受けられるだけでなく、専任の担当者による学修サポートが受けられる場合もあり、計画的に学び直しを進めていくことができるでしょう。基本的にオンラインですべて完結するため、スキマ時間を有効に活用できるのも大きなメリットです。
現役看護師におすすめの勉強方法3選
看護師として忙しい業務に追われながら、勉強を続けるのはとても大変です。
ここでは、現役看護師として働く方に向けた、効率的な勉強の方法と注意点をご紹介していきます。参考にしてみてください。
日々の業務のなかでの予習・復習
日々の業務を確実にこなし、知識とスキルをしっかりと身につけるためには予習・復習が不可欠です。予習・復習の習慣をつければ、同じ年数を経験した他の看護師よりも格段の成長をすることができます。
目標を決めて、毎日短時間でも勉強する習慣をつける
不規則な生活のなかで忙しい日々が続くと、つい勉強をおろそかにしてしまいがちです。そうならないようにするためには、「何のために勉強するのか」をしっかりと意識し、無理のない目標を立てると良いでしょう。とはいえ、いきなりハードルの高い目標を決めてしまうのは失敗のもと。最初は「1日10分だけその日のことを復習する」といった小さな目標から始めることで、モチベーションを維持しながら勉強を続けられるでしょう。勉強する習慣がしっかりと身についたら、「1日1時間勉強する」「3ヶ月でここまで勉強を進める」とステップを上げていきましょう。
図やイラストを用いて整理
関連図などを用いて問題の抽出や観察項目の記入を行えば、担当する患者さんを診る際のポイントを明確化でき、患者さんの状態や看護上の問題を理解しやすくなります。経験を積んだ看護師は脳内で関連図を作成することができますが、最初のうちは整理しながら紙に書き出すところから始めるとよいでしょう。機会があれば、完成した関連図を先輩看護師に見てもらうと良いでしょう。自身がどのように状況を把握しているのかがはっきりしているので、適切なアドバイスをもらえます。
疾患の基本的知識と症例や処置、根拠をセットで勉強する
新たな患者さんを受け持つ場合などで疾患について勉強をするときは、病態の概要だけでなく症例や対処法、根拠とセットで勉強すると良いでしょう。断片的な知識だと覚えにくいだけでなく、体系的な知識が身につきません。「どういった症状か」「なぜ起こるのか」「対処法とその根拠は」などを、まとめて勉強する癖を身につけておくと良いでしょう。関連図にして覚えておけば、忘れにくく、疾患の機序や根拠を整理できます。
セミナーや技術研修に参加する
多くの病院では、「新人研修」をはじめとして、さまざまなセミナーや研修を実施しています。
こうした機会は学び直しの絶好の機会であるだけでなく、実践経験を積むうえでも重要です。
外部のセミナーでは、その分野の著名な講師から直接指導を受けられるうえ、新しい人脈の広がりも期待できるため、良い刺激となるでしょう。
他人の講義を受けることで、自分では気づきにくい問題点や課題が見つかることもあります。
通信教育を活用する
「独学ではどうしても他の用事を優先しがちで勉強が進まない」「きちんと学び直せているか不安」「学修計画の相談に乗ってほしい」という方は、大学が開講する通信教育を活用するのがおすすめです。
質の高い最先端の教育を受けられるだけでなく、専任の担当者による学修サポートが受けられる場合もあり、計画的に学び直しを進めていくことができるでしょう。
基本的にオンラインですべて完結するため、通勤時などのスキマ時間を有効に活用できるのも大きなメリットです。
大手前大学 通信教育部で看護の専門知識を学ぶ
大手前大学 通信教育部では、「基礎から学びなおしたい」「専門性を高めたい」看護師に向けた専門課程を開講しています。
なお「学士(看護学)」の学位を取得しようとすると、本学では以下(1)(2)のいずれかの学歴が必要です。
(1)看護系短期大学(三年制)卒業者
(2)修業年限3年以上かつ修了に必要な総授業時間数2,550時間以上の看護系専修学校専門課程修了者
※大学改革支援・学位授与機構の定める基礎資格「第2区分」該当者を対象としています。
詳細は大学改革支援・学位授与機構Webサイト内「新しい学士への途」の最新版をご確認ください。
さらに独自の「看護学プログラム」を活用すれば、「学士(看護学)」の学位取得をめざすこともできます。
また、「学士(看護学)」の学位取得に向けて、看護学コミュニティを運営しています。
また、通信教育部では、「大学での学び方がわからない」「学問から長く離れていたため、学修方法を今一度振り返りたい」などと大学で学びたいすべての人のために、「アカデミックスキル」科目群を設置しています。履修計画の立て方やレポートの書き方、論理的思考法など、基礎をしっかりと身につけたうえで、他の科目を学修できます。
大手前大学 通信教育部で開講している専門科目
社会のグローバル化に対応した看護師をめざすための「国際看護学」や、高齢化社会でニーズが高まる「家族看護学」、災害医療や災害看護を学び防災・減災対策をめざす「災害看護学」など、時代や社会の変化に対応した専門科目を開講しています。
国際看護学
グローバル化が進む世界の保健医療の実態と多様性について学びます。
看護と東洋の知恵
漢方医学を中心とした授業で、東洋の医学における看護の役割について理解を深めます。
多文化社会と医療
国内外の事例などから実践的な知識を学び、多文化社会での医療を考えます。
看護と人間の生涯発達
看護職者として、対象者の発達段階をふまえ、“生涯発達”の視点で多角的·長期的な思考力を養います。
歯科保健と看護
口腔保健の基礎や、ライフステージごとの歯科保健と口腔ケアの知識を学び、看護ケアにおける実践力を養います。
看護栄養学
ライフステージごとの健康増進と生活習慣病や疾病の重症化を予防する食支援を学び、看護ケアにおいて実践できることをめざします。
性(セクシュアリティ)と看護
Sexual and Reproductive Health/Rights(SRHR)について理解し、多様な人間理解に基づいた看護実践をめざします。
家族看護学
家族看護の基本的な考え方と家族看護理論、家族看護過程について体系的に学びます。
災害看護学
災害医療·災害看護の実践、備えの必要性を理解し、各自で防災·減災対策の備えができることをめざします。
看護イノベーション学
多様化する社会の健康課題について看護業界のイノベーターからさまざまな実践を学びます。
人間関係の小児看護論
家庭や医療、教育など、こどもと関わるさまざまな分野において、看護職として今、どのようなケアが必要なのか考えます。
美容医療と看護
基本的概念や歴史、変遷を学び、美の多様性について考察するなど、新しい美容医療とその看護における価値の創造をめざします。
大手前大学 通信教育部で学ぶメリット
大手前大学 通信教育部は授業も試験も、オンラインで完結しているため、通学なしで卒業することができます。
学修計画も年4回変更できるので、異動などがあってもムリなく学びを継続することができます。
また、学歴に応じた多様な入学区分があるのも特長です。専任教員と専任アドバイザーが学修をサポートしており、学修面の疑問点だけでなく、学修計画の相談などにも対応いたします。
その後のキャリア展開
大手前大学 通信教育部では、認定心理士の資格取得が可能。認定心理士の資格は看護業務にも役立つため、キャリアアップ目的で受講される方も多数在籍しています。
また、2024年4月から制度の始まった国家資格「登録日本語教員」の資格取得もめざせる日本語教員養成課程の修了をめざすこともでき、キャリアアップに向けた新たな選択肢を得ることができます。
「学士(看護学)」の学位を取得すれば、認定看護師や専門看護師、認定看護管理者などの資格取得に向けた道も開けます。
なお、大卒資格だけを目的するのであれば、必修科目がないため、看護学はもちろん、ビジネスやマネジメント、日本語教育など全170科目の中からそれぞれが関心のある科目を組み合わせて卒業もめざせます。