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通信制大学へ進学するとデメリットになる?メリットや通信制大学の選び方を紹介

※2024年10月30日現在の内容です

学費が安い、入試がない、といった理由で気軽に入学を決めてしまいがちな通信制大学にも、もちろんデメリットはあります。デメリットは裏返せばメリットにもなり、例えば通信制大学を大学選択の候補として考えている高校生であるのか、または働きながら学び直しをしたい社会人なのかによっても、受け取り方が違ってくるでしょう。
ひとまず、どんなデメリットがあるのか知っておけば、入学後に後悔しないで済みます。入学してから後悔することのないように、通信制大学のデメリットとメリットを解説します。大学を選ぶときの参考にしてください。

通信制大学を選択するデメリット10

天秤

通信制大学と一言で言っても、専門分野も違えば、講義内容も違い、さまざまな大学があります。そこで、ここでは一般的に考えられる通信制大学を選択する10のデメリットをご紹介します。入学する目的や状況により、人によってはデメリットがメリットに感じることもあるかもしれません。
また、こんなデメリットがあると入学前に知っておけば、「それでも自分は通信制大学に入学するだけの理由があるのだ」と、目的意識が明確になる人もいるでしょう。

卒業率が低い

通学制の大学に比べて、通信制大学は卒業率が低いことが知られています。

その理由の一つは、通信制大学は自主学習が基本のため、科目を選択したり、授業を受けたり、レポートを作成したりといったことを、ほぼすべて一人で行うため、通学制の大学の学生に比べて卒業までのスケジュール管理や、モチベーションの継続が難しいからです。もちろん、4年間で通学制と同じ単位数を取得しなければなりません。

二つ目の理由は、スクーリングなどで通学が必要な大学を選んだ場合、通うのが面倒に感じる人もいることです。通わずにいると単位を落としてしまい、更にモチベーションを失ってしまうという悪循環の結果、卒業を諦めてしまうのです。

三つ目の理由は、仕事や家事をしながら勉強する人が多いため。両立しようとしても時間調整が難しくなり、仕事やプライベートと学業のバランスを取るのがたいへんになり、挫折してしまう人もいます。

自己管理能力が求められる

時間割がきちんと決まっている通学制大学に比べて、通信制大学では履修計画を自分で立てて自主的に学習を進めなければなりません。ある程度の自己管理能力が求められますが、スケジュール管理が苦手な人にとっては、かなりのデメリットに感じるでしょう。卒業まで自分を律し、努力を続けなければ、卒業は難しくなってしまいます。

認知度が低い

有名大学の通信課程であれば別ですが、一般的に通信制大学の認知度は低いというデメリットがあります。通信制大学をよく知らない人からすれば、と定年退職後の高齢者が優雅に好きなことを学んでいたり、何を目的に学んでいるのだろうと誤解されることもあるでしょう。
それでも、最近はリカレント教育の普及により、通信制大学の存在価値も高まっています。実際に、入学者数も増えてきているのが、認知度が高まってきている証でしょう。

学歴を適正に評価されないことがある

通信制大学を卒業しても、就職活動のときに学歴として評価されないという声を聞くことがあります。これは、企業や人事担当者の認識不足と偏見としか言いようがないのですが、通学制の大学を卒業した人とは別の扱いを受けることがあることも、可能性として頭の隅に入れておいたほうがいいかもしれません。

また、大学にもよりますが、通信制大学の授業は実践的なスキルが身に付くものが多く、専門的な研究を内容とするものは少なめです。そのため、学問を深める姿勢や研究能力が身に付く機会が少なく、就職のときには大卒を適正に評価されない場合もあります。特に高度な専門性を必要とされる研究職などの場合は、入学を検討するときに考慮したほうがよいでしょう。

コミュニケーションが不足する

コミュニケーションの機会が少ないとことも、通信制大学のデメリットです。大学や学部にもよりますが、ほかの学生や教員と直接的にコミュニケーションを取れるのは、スクーリングぐらいと機会が限られています。そのため、ディスカッションやグループワークの経験に乏しく、コミュニケーションスキルを磨きたい人には大きなデメリットかもしれません。

また、特に困るのは、わからないことがあったときにすぐに質問できないこと。もちろん、メールやSNS、郵便などで質問できるのですが、回答までのタイムラグがあり、すぐに問題を解決したいときはデメリットです。コミュニケーションを重視する場合は、自分に合った大学を選びましょう。

キャンパスライフを味わえない

通信制大学は基本的に自主学習なので、先生や友人に囲まれたり、部活・サークル活動をしたりといったキャンパスライフは期待できません。ワイワイとした大学生活を満喫したい人にはデメリットですが、スクーリングやSNSなどを通じて、友だちを作ることはできます。大学によってはイベントやサークルに参加できたり、大学内に自主学習できる空間が設けられている場合もあるので、大学選びのときに確認しておきましょう。

学部・学科の選択肢が少ない

通信制大学では、学部・学科が限られています。自宅学習が基本なので、対面授業がほとんどないため、例えば実験設備を使ったり、実技指導をするといった授業はできません。そのため、専門的な実習・実験を必要とする学部・学科は設置されていないことが多いのです。
しかし近年では、コロナ禍によるオンライン授業の普及や、社会人の学び直しの需要も高まっていることから、オンラインを活用した授業も増え、学部・学科の選択肢も増える傾向にあります。

仕事との両立が難しい場合がある

通信制大学には、社会人になってから入学する人が多くいます。しかし、勤務しながら勉強をすることは、想像以上に厳しいものです。仕事で疲れて帰宅後、勉強しようと思ってもなかなか集中できず、休日も勉強に充てるといった時間の捻出も必要になります。時間には限りがあるため、体力的にも精神的にも大きな負担となるのが、デメリットと言えます。

就職サポートを期待できない

通信制大学に通うのは、社会人になってから学び直しをする人がメインなので、通学制の大学のように、新卒のための就職サポートを期待できません。
しかし、多様化の時代を迎え、最近では若い人の入学も増えてきえ、キャリアセンターがある大学や就職サポートを実施している大学も増えてきています。手厚い就職サポートを受けたい場合は、入学前にチェックしておきましょう。

予想外の経費がかかることがある

通信制大学は通学制に比べて学費が安く、入学しすいのですが、スクーリングやインターネットメディアの利用、資格取得などの追加費用が予想外にかかってしまうこともあります。スクーリングの際には、交通費や宿泊費もかかってしまうので、大学を選ぶ際には、そのことも考慮して、行きやすい場所にある大学を探しましょう。事前に、スクーリングがあるのかないのか、またその会場へ行くときの利便性、追加費用が必要かどうかなども調べておきましょう。

通信制大学を選択するメリット10

博士帽をかぶった豚の貯金箱

前項では通信大学を選択するデメリットについて解説しました。もちろん、通信制大学へ進学し、学ぶことには、デメリットだけでなくメリットもたくさんあります。ここでは、通信制大学を選択する10のメリットについて具体的に解説します。

時間や場所の制約なく学べる

通信制大学の授業は、基本的にオンラインが中心です。毎日通学する必要もなく、学ぶ時間も選ばず、住んでいる場所の制約がなく学べるというメリットがあります。
単位取得のためにスクーリングや対面授業必要な場合でも、全国各地に会場を設けている大学もあります。また、オンラインによるスクーリングを実施している大学もあり、卒業まで通学することなく完結する大学もあります。

社会人でも、仕事の後や休日に勉強ができ、スマホで授業を受けられる通信制大学も多いので、通勤の移動中にも効率良く学ぶことができます。明確な時間割もなく、自分のペースで勉強できるので、仕事やプライベートと両立することも可能です。実際に、働きながらキャリアアップのために学ぶ人も多くいます。

学費が安い

大学といえば、学費が高いイメージがあると思います。その点、通信制大学は通学制の大学などに比べて、学費が安いことも大きなメリットです。通信制大学では施設費などの経費を抑えることができるため、入学金は2万円から高くても30万円ぐらい。年間の授業料は20万円から60万円ぐらいの大学が多く、約9割の通信制大学が国公立大学よりも学費が安く、約7割は100万円以下です。

安い学費で専門的な勉強ができるのも、通信制大学の大きな魅力です。ただし、スクーリングがある場合は、交通費や宿泊費がかかります。遠方の大学であれば、なおさらです。スクーリングが一切なしの大学もあるので、事前に確認しましょう。

自分の市場価値を高めることができる

通信制大学では、30代、40代の人も多く学んでいます。その年代といえば、キャリアアプを図るためにスキルや資格を身に付けたり、転職を考える年代です。通信制大学なら、働きながら興味ある分野を学べるので、学び直しによって自身の市場価値を高め、更なるステップアップをめざせます。

比較的入学しやすい

繰り返しになりますが、通信制大学は基本的に書類選考のみで入学できます。そのため、入試のための勉強に時間をかけることもなく、入学資格さえ満たしていれば、ほとんどの人が希望する大学で学ぶことができます。

入学時期も一年の中で複数回あることが多いので、学びたい気持ちになったら、すぐに入学できるというメリットもあります。また、編入しやすいこともメリットです。通常、通学制の大学では、編入は3年次のみですが、通信制大学は二年から四年次まで編入でき、幅広く編入生を受け入れています。

大学卒業資格を取得できる

一度は社会人となった人が、働きながらでも大学卒業資格が取りやすいのが通信制大学のメリットです。大学卒業資格があれば、「大卒以上の資格を持つこと」と応募条件にある求人にも応募することができ、職業選択の幅が増えるメリットもあります。

また、学士号をすでに持っている人が他の専門分野で取れば、複数の学位を持つことで、より知見が広がることも考えられます。

資格・免許を取得できる

通信制大学では、教員免許をはじめ、さまざまな資格を取得できる課程が用意されているところもあります。国家資格の中には、大学で特定の科目を履修しなければ取得できないものがあり、なかには資格を取得するために必要な授業だけを最短時間で取得できる大学もあります。興味のある資格に挑戦したい人にとって、大きなメリットでしょう。

学割を利用できる

通信制大学の学生になれば、当然ながら学割が利用できます。勉強に必要な学術書やPCなども割安で購入できる場合もあるので、大きなメリットと言えるでしょう。また、交通機関にも使えるので、外出時にはプライベートも充実します。

人脈が広がる

通信制大学では在宅学習が主なので意外かもしれませんが、実は人脈が広がることも大きなメリットです。同じ大学には、同じ専門分野に興味を持ち、熱意をもって学業に打ち込む人との出会いがあるものですが、通信制大学の場合は学生の年齢層も幅広く、さまざまな人生経験を積み、さまざまな価値観を持った人が集まります。
スクーリングの機会には、これまで出会うことのなかった人たちと交流することで刺激を受け、それがまた学業へのモチベーションアップにつながるというメリットもあります。

読解力・文章力が身に付く

通信制大学の授業では、テキストやメディア講義などで学んだことをもとに、課題に沿ってレポートを提出します。レポート作成にあたっては、教科書だけでなく参考資料を数多く読み込む場合もあり、日常的に読むトレーニングを重ねられるので、自然と読解力が身に付きます。
更に、レポートを何度も書いているうちに論理的な文章力も身に付きます。説得力のある文章が書ける能力は、就職してからも非常に役立ちます。通信制大学だからこそのメリットと言えるでしょう。

1科目からでも履修ができる

入学前には、「自分に仕事や家庭との両立ができるのか?」「本当にこの学科でいいのか?」と不安を抱く人もいるでしょう。しかし、通信制大学の「科目等履修生」なら、1科目からでも履修ができるメリットがあります。興味のある科目だけを選んだり、資格取得に必要な科目を選んだりと、選択の仕方は自由。ひとまず学習してみて自信が付いたら、正科生や本科生として入学することもできます。その場合は、科目等履修生として修得した単位も卒業に必要な単位に含まれるので、学ぶ時間も無駄になりません。

通信制大学への進学は就職(転職)活動でデメリットにならない

転職活動中の人

結論から言うと、通信制大学へ進学することは就職(転職)活動に良くない影響を与えることはありません。採用選考の不利になることもありませんので、安心してください。通信制大学を卒業すれば、大卒として就職活動を進められるので、就職の幅も広がります。
また、通信制大学は高い自己管理能力がなければ卒業できないので、卒業したという実績だけでもアピールポイントとなります。
ここでは、就職(転職)活動において、通信制大学への進学がデメリットにならない3つの理由を解説します。

大卒資格が得られる

通信制大学を卒業すると、大学卒業資格を得ることができます。就職活動では、応募条件が「大卒以上」の企業にも応募できるようになり、就職の選択の幅が広がるのでメリットとなります。一般的に、大企業では求人の条件を「大卒以上」としているところが多く、初任給も平均的に高卒よりも高く設定されています。また、職種や業務内容も高卒よりも幅が広いため、自分の希望に合う就職先を探しやすいというメリットもあります。

ただし、学生に人気の高い企業では、卒業した大学の偏差値を書類選考の基準として判断している場合もあります。通信制大学への入学には入試がないため、偏差値が存在しません。そのため、書類選考で大学の偏差値を重視しているような企業では、不利になってしまうこともあります。

自己管理能力をアピールできる

通信制大学を卒業するには高い自己管理能力が必要であることを認識している企業であれば、通信制大学を卒業したこと自体が評価につながることもあります。通信制大学を卒業できたことは、自分で考え、計画を立て、最後までやり抜く能力があるということ。卒業できただけで、企業が求めるような能力をアピールできるのは、通学制の大学にはないメリットです。
就職活動では、卒業までどんな思いで学び、モチベーション維持のためにどんな努力をし、そしてどう成長できたのかを自己PRしましょう。

在学中に取得した資格をアピールできる

社会人で通信制大学に入学した場合、大学卒業資格以外にも、働きながらさまざまな資格を取得することができます。資格には、大学を卒業しなくては取得できない国家資格や、国家試験の受験資格を得られる大学もあります。資格を取得すると、将来の職種の幅が広がるメリットがあることはもとより、働きながら通信制大学で資格取得できたことは大きなアピールポイントになります。

通信制大学への進学をデメリットに感じやすい人

書類を確認する人

同じ通信制大学へ通っていても、デメリットを感じやすい人とそうではない人がいます。入学前に、自分がデメリットを感じやすい人にかなり当てはまるとわかっていれば、別の選択肢もあるかもしれません。ここでは、デメリットを感じやすい人の特徴を解説します。

自己管理ができない人

通学制の大学のような時間割もなく、決まった時間に通学する必要もない通信制大学は、自分が怠けようと思えば、いくらでも怠けられます。自主的にコツコツと勉強を進めなければならないのは、自己管理ができない人にとってはデメリットを感じやすいでしょう。
目標を設定し、計画を立てて、達成したという経験がない人は、要注意かもしれません。自主的に学習するのが苦手な人は、対面やオンラインの授業を多めに取れる通信制大学を検討してみましょう。

モチベーションを維持できない人

途中で学業を投げ出してしまわないためには、モチベーションを維持することが大切です。入学したときの目標に向かって、モチベーションを保ち続けることができない人は、デメリットを感じやすいでしょう。

通信制大学では、授業でわからないことがあっても、周囲の先生や同級生にすぐに聞いたりすることができず、自分で調べたり、解決したりしなければいけません。小さな挫折が重なってモチベーション維持が難しくなることもあります。

また、同じ目的を持つ友人と切磋琢磨しながら、モチベーションを維持するということもできません。学ぶ意欲を高く持ち続けられない人は、通信制大学に入学したことにデメリットを感じやすい人と言えます。

通学制大学のようなキャンパスライフを夢見る人

通信制大学では自宅での学習が中心なので、大学へ通学する機会はあまり多くなく、通学生大学ようなのキラキラとしたキャンパスライフを理想とする人にとっては、デメリットを感じやすいでしょう。サークル活動や部活動、ゼミ研究といったドラマなどに描かれるような大学生活のイメージからはほど遠いのが現実です。
大学によっては、一度も通学することなく、卒業できることもあります。大学で密な人間関係を築いたり、友人と出会いたいと思う人は、通信制大学での学び方をよく調べて、検討するとよいでしょう。

ラクをして大学卒業資格を取りたい人

「大学卒業資格は欲しいけれど、あまり勉強はせずに楽をしたい」という人も、通信制大学でデメリットを感じやすい人です。その理由は、通信制大学ではレポート・課題の提出と試験を合格しなければ単位を取得できないので、根気強く主体的に勉強を進める必要があるからです。自信がないという人は、スクーリングの機会を増やしたり、オンラインで受ける形式の授業が充実した通信制大学を選ぶと、少し楽になるかもしれません。

また、「大学資格さえ取れば就職活動に有利。どんな就職先にも合格できる」という考えは、通用しないことも覚えておくとよいでしょう。就職活動での学歴は、希望する就職先に応募するための資格を得ただけに過ぎず、あくまでもスタートラインです。大学で何を学ぶのか、何を身に付けるのかを今一度しっかり考えて、充実した大学生活を送りましょう。

通信制大学の選び方

ここまで通信制大学へ進学するメリットとデメリットについて解説してきました。それでは、入学後にできるだけメリットを享受できて、デメリットを感じることのない通信制大学を選ぶにはどうすればよいのでしょう。
通信制大学に入学して後悔しないために、ぜひ確認しておきたい5つのポイントを挙げて解説します。

学びたい分野を学べるか

通信制大学では、心理学、福祉、英語、芸術など幅広い分野の学問を学べます。しかし、どの大学にも自分が希望する学部があるわけではありません。進学する際には、自分が学びたい分野のカリキュラムが用意されているかを基準に大学を探し、比較検討してみましょう。

更に、どんな授業があるのかは、各大学の公式サイトにあるシラバスで確認できます。興味のある分野を学べることは、モチベーションを維持することにもつながります。どの通信制大学なら自分が学びたい分野を学べるのかをチェックすることが、まず重要なポイントです。

自分に合っている学習スタイルか

ある程度、入学の目的がはっきりしてきたら、自分に合った学習スタイルの大学なのかどうかも確認しましょう。自分に合った学習スタイルであるかどうかも、卒業できるかどうかの大切なポイントです。
例えば、スクーリングが必要なしで卒業できる大学もあれば、必修の大学もあります。仕事と両立しながら卒業したいという人なら、スクーリングのあるなしによって、勉強の続けやすさ、卒業のしやすさも変わってきます。

また、教科書による自主学習をはじめ、オンライン授業が充実している大学もあれば、対面授業が多く取れる大学もあります。自分に合った学習スタイルが叶えられる大学を選びましょう。

サポート体制は手厚いか

困ったときに何でも相談できる体制が整っている大学を選べば、学習意欲が損なわれにくく、卒業まで安心して勉強を続けられます。大学によっては、専任スタッフが個別で学習指導を行ったり、生活相談、学習支援、就職支援など、手厚くサポートしている通信制大学があるので、確認してみましょう。サポートの方法も大学によって異なり、オンラインや電話、相談室での対面のみで受け付けている場合など、さまざまです。

また、国家試験対策や就職サポートに手厚い大学もあります。自分の将来の進路に合ったサポートがあるかどうかも、公式サイトや入学案内で確認しておきましょう。

スクーリングは通いやすいか

卒業までオンラインで完結し、通学の必要がない大学の場合以外は、通いやすさもチェックしておく必要があります。スクーリングは、たとえ年に数回ではあっても、遠い不便な場所の大学を選んでしまうと、旅費や移動時間が多くかかってしまいます。
スクーリングは、大学だけでなく、全国主要都市の会場で実施されている場合もあります。また、大学によっては年度ごとに場所が変わることもあるので、注意して確認しておきましょう。

また、スクーリングは、平日の昼以外にも夜間や土・日曜に開催されている場合もあります。スクーリングの日数や回数、交通費、宿泊費なども合わせて、通いやすいかどうかを判断しましょう。

学費は無理なく払えるか

最後に確認しておきたいのは、学費についてです。学費は、大学によってかなり幅があります。入学金をはじめ、授業以外に必要となるスクーリングの費用なども大学によって変わります。教材費や実習費、施設設備費など、授業料とは別に必要となる費用についても確認しておきましょう。
なお、たいていの大学では在学年数が延びると、学費も上乗せされます。余裕をもって卒業したい場合は、その費用も頭に入れておきましょう。

大手前大学の通信教育部がおすすめ

大手前大学の通信教育部は、すべての人にあらゆる可能性が開かれた「どこでも大学」です。オンライン・オンデマンド授業ならスマホやPCを通じてどこにいても受講でき、スクーリングを活用してつながりを持つこともできます。
受講科目は160科目と幅広い学問領域に及んでおり、あなたの興味・関心に応じた受講ができます。
年齢を問わず、人生のどのステージにいても学ぶチャンスがあり、さまざまな資格が取得可能。学びを通じて、活躍できるフィールドも無限大に広がります。

大手前大学通信教育部で取れる資格って?

大手前大学通信教育部では就職・キャリアアップに活かせる専門資格を取ることができます。

  • 認定心理士
  • 2級キャリアコンサルティング技能士【受験資格】
  • 社会福祉主事【任用資格】
  • 日本語教員
  • 社会調査士

どんな受け方?

年4回学修計画を調整できる、柔軟な「クール制」。
大手前大学通信教育部では、1年を4つの修学期間に分け、履修登録〜単位取得試験までの約2ヶ月半が「1クール」です。クールごとに学修計画を立てられるため、学びの計画を柔軟に調整することができます。

学費はどれくらいかかるの?

基本的な学習費用は一括の定額制。安心の学納金システムです。教材費・スクーリング受講料・単位修得試験受験料はすべて授業料に含まれており、授業料の追加費用が発生しないシンプルな学納金設定となっています。

1年間あたり326,000円
(eラーニング教材費/スクーリング受講費/教材費/単位取得試験受験料)

※ 入学金20,000円(入学年度)、在籍料24,000円(年度額)、同窓会費10,000円(卒業年度)が別途必要です。
※ 上記は4月入学生の学納金です。10月入学は入学年度と卒業年度の在籍料および授業料は半年(6ヶ月)分の費用となります。
※ 資格の取得や、教育実習の受講を希望する場合は、別途費用が必要です。

もし卒業できなかった場合はどうなるの?

仕事や家庭の事情などにより単位数が卒業要件に満たなかった場合は卒業延長となり継続して授業を受けることができます。卒業延長時は学納金負担も大幅軽減されるため、安心して学んでいただくことができます。

卒業延長時授業料(1年間あたり)
50,000円
(年間の履修上限単位数(CAP):30単位)

※ 卒業要件を満たしての卒業延長はできません。
※在学年限を超えて卒業延長はできません。
※ 在籍料24000円は含みません。

大手前大学通信教育部の特徴は?

3つのサポートで一人ひとりの学修を細やかにサポート。ライフスタイルに合わせてムリなく学修を進めることができるので、希望のキャリアに近づくことができます。

Support01 いつでもどこでもオンラインで受講

時間に不規則な仕事や残業の多い方でも安心の24時間対応のオンライン学修システムで、気軽にいつでもどこでも自分のベースで学ぶことができます。通信制大学にありがちな「指定会場での試験」もなく、普段の授業から試験まで、すべてがオンラインで完結することができます。

Support02 担当教員と専任アドバイザーが学修をサポート

eラーニングでの学修時は、担当教員に直接質問することができ疑問点を解消することができます。また、学修アドバイザーが学修面での疑問点・履修内容の確認・パソコンの使い方など、さまざまな疑問にお電話やメールでサポート。学生のみなさまから対応が丁寧と好評いただいています。

Support03 大学の授業が不安な方には、アカデミックスキル科目をご用意

学びたいすべての人のために、アカデミックスキル科目群を設置しています。大学生としての学びに必要な論理的思考力や、学術的な文章をまとめる能力を養うことができます。
また、若年者を対象とした担任制の「基礎ゼミナール」も開設。高校と大学の学びの違いを比べながら、学修方法や学び方のコツを習得することができます。さらに「キャリア選択」では、学びながら自身の進路設計を立てることができ、社会人としての基礎能力を養えます。

データで見る大手前大学 通信教育部

学生満足度

学生満足度 95.3%!

※通信教育部学生を対象とした「2023年度 通信教育部年度末アンケート」による(2024年3月調べ)

在校生の年齢比率

在校生の年齢比率のグラフ

※2024年5月現在

入学理由

大卒資格を取れるから 63%
ネット学修だけで卒業できるから 40%
心理学・コミュニケーションについて学びたいから 33%
日本語教員養成課程があるから 32%
eラーニングが充実しているから 26%
認定心理士の資格が取れるから 23%
教養を身につけたいから
語学を学びたいから
21%
最短1年で卒業できるから(4年次編入学ができる) 18%
4クール制に魅力を感じたから 18%

※「2023年度4月入学者アンケート」(複数回答)より
※小数点以下は四捨五入しています