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通信教育で公務員をめざす

近年では公務員試験の在り方が見直され、人物(面接)を重視する自治体が増えています。また、従来の公務員試験ではなく、一般企業の入社試験で課されるSPI(Synthetic Personality Inventory;総合適性検査)を導入している自治体もあり、一般企業志望者であっても公務員試験を受けるという人が増加しています。これから就職を考えるという人はもちろん、すでに就職活動を始めている人、そしてすでに社会人として働いている人であっても、公務員をめざしたいという方は多いでしょう。そんなとき、選択肢にあがってくるのが通信教育課程を利用して公務員試験に向けた準備を進めるという方法です。でもいざとなると、「働きながら勉強を両立できるか不安」「どうやって学習を進めていいかわからない」「自分に合った学習指導をしてもらえるかわからない」「試験に関する情報がほしい」「共に励ましあえる仲間と出会いたい」など、さまざまな不安や悩みもあるでしょう。ここでは、実際に公務員試験対策コミュニティに入会して公務員になった卒業生の体験談をもとに、大学の通信教育課程で公務員試験対策を行うメリットを解説していきます。

大手前大学通信教育部なら、大学卒業資格をめざしながら公務員試験対策ができる

卒業生の声

私は大学を4年次に中退して、その後は契約社員として働いていました。社会生活を経験する中で少しずつ自分自身の進路を考えるようになり、小さいころにあこがれていた警察官の採用試験に挑戦することを決めました。仕事を続けながら勉強をすることになるので、可能な限り短期間で大学卒業の資格を取得したい。また、以前通っていた大学での単位を活かせないのはもったいないと感じていたので、条件に合う通信制大学を調べ、4年次編入学ができる大手前大学通信教育部を選びました。

公務員試験は基本的に学歴要件がないため、主に年齢制限の受験資格を満たしていれば、誰でも試験を受けることができます。しかし、めざす職種によっては大学卒業程度の学歴を求められる場合もあります。大学卒業資格を取得することは後のキャリアに役立つものでもあるので、併せて資格取得をめざすメリットはあると言えるでしょう。

大手前大学通信教育部では多様な入学区分を設けており、学士取得(大学卒業)をめざしてしっかり学ぶことも可能です。2~4年次への編入学制度や、既修得単位一括認定なども設けているため、最終学歴に応じて、短期集中で大学卒業資格を得ることができます。

また、大手前大学の公務員試験対策プログラムは、公務員試験で高い合格実績を誇る専門予備校「東京アカデミー」と提携し、オリジナル教材を用いた授業科目を開講しています。さらにコミュニティに入会することで、手厚いサポートを受けられます。学生一人ひとりへの個別面談や個別勉強会、面接練習などのさまざまな学習支援・指導を受けることが可能。大学卒業資格をめざしながら、効率的に公務員試験対策を進めていくことができます。

この項のポイント

  • 大手前大学通信教育部は、大学卒業をめざしながら公務員試験対策ができる
  • 最終学歴に応じて、最短で卒業できる柔軟な入学区分
  • 公務員試験の専門予備校「東京アカデミー」と提携

学習と生活の両立

卒業生の声

働きながら授業を受けることになるため、時間的・体力的な不安を感じていましたが、習慣化して取り組むことで両立することができました。大学の学修スケジュールについてはクール単位で立てるようにし、スケジュールがずれてしまったときにすぐ軌道修正ができるよう、余裕をもって組むようにしていました。公務員試験対策については、モチベーションが下がったり不安になったりするときもありましたが、オンライン面談で担当者の方とともに効率的な学習スケジュールを組み、支えていただけたのも大きかったと思います。私は通信教育で受講していることを職場の上司や同僚に話していたので、定期的に進捗を聞かれました。さぼれない状況を作ることができたのも良かったと思います。

大手前大学通信教育部は、通信授業(録画型)とメディア授業(録画配信型/ライブ配信型)、スクーリングの授業形態があり、全170科目から選択して自分だけの学修計画が立てたられます。1年4クール制で学修計画が立てやすく、専任の学修アドバイザーが一人ひとりの学生にていねいに対応しているので、自分のスタイルに応じてムリなく学修を進めることができます。また、公務員試験対策プログラムには、『公務員試験対策コミュニティ』が設けられています。これはオンラインでの個別面談を通じて公務員試験対策のための学習を幅広くフォローするものです。東京アカデミー担当者との面談により、志望先や試験対策状況、苦手分野など、学生一人ひとりの状況に応じた伴走型個別支援で、さまざまな学習アドバイスやサポートを行っています。困ったことがあったときは、メッセージを通じて相談することもできます。

この項のポイント

  • 自分に合ったスタイルで学びが進められる
  • 専任の学修アドバイザーが学修をサポート
  • 伴走型個別支援で、一人ひとりの状況に応じたサポートが受けられる

公務員試験合格に向けての筆記試験対策

卒業生の声

筆記試験対策として、一般知能分野の数的推理・判断推理はとにかく問題集を説き続け、問題集を3周しました。一般知識分野は社会科学と人文科学を中心として、1ヶ月1科目を目標に短期集中で学習を進めました。また試験の直前には1問1答形式の問題集を活用して正確性を高めました。模試を受験できたのもよかったですね。
論作文については、まず時間を気にせず書き切ることを目標とし、ある程度構成を考えて書けるようになってからは時間内に完成できるよう練習を繰り返しました。論作文は回数制限なく添削してもらえるのがありがたかったです。

公務員試験はめざす職種や自治体によって試験の内容が異なりますが、基本的には「筆記試験」と「面接試験」となります。「筆記試験」は択一(複数の選択肢から正しい解答を選ぶ)式と記述式(与えられた問題に対し、文章で解答を記述する)から構成されており、出題範囲は「教養科目(一般知能・一般知識)」ですが、職種によっては「専門科目」から出題される場合もあります。まずはめざす職種を定めて、試験内容を把握しておきましょう。
大手前大学の公務員試験対策コミュニティでは、入会者の試験対策状況に応じて、個別面談の中で勉強会を実施。過去問事例集や過去問ドリルなど、参加者のレベルに応じた学修教材を使用し、繰り返しの学修で試験対策を進めることができます。また、オンライン学修システム「el-Campus(エルキャンパス)」では、随時リアルタイムで受験情報を提供しています。さらに、大手前大学通信教育部と提携する東京アカデミーが実施する公務員試験の模試を、年に2回受験することが可能。自宅での受験が可能で、受験後は面談を通じて学修プランの見直しなどを図ることができます。全国の東京アカデミーの校舎も利用が可能で、各地域の公務員試験の受験相談や資料閲覧ができるほか、各種無料イベントへの参加、別途有料による模擬試験の受験や一部の対策講座などの割引優待が受けられます。

この項のポイント

  • 模試を通じて、苦手分野をしっかり克服
  • 受験情報をリアルタイムでチェックできる
  • 全国の東京アカデミー校の校舎が利用可能

公務員試験合格に向けての人物試験(面接)対策

卒業生の声

自分は面接に有利になるような強み・魅力はまったくないと思っていたので、最初は不安だらけでした。でもオンライン面談で自己PRや志望理由などの添削をしてもらったり、回答の枠組みを作ってもらえたのが良かったですね。模擬面接は3~4回行いましたが、模範回答例を参考にするのではなく、自分の体験や自分らしさが出るものにした方がよいとアドバイスをいただきました。オンライン面談・面接練習は個別に指導してくださるため、毎回成長を実感でき、受講してよかったと思います。自分にとっては当たり前なこと・些細なことが他者にとっては魅力的な事柄に見えることもあるので、自分の経験や考えを講師の方や友人に話してみて、相手の反応を参考にするといいと思います。

近年の公務員試験では、特に人物試験(面接)を重視する傾向が見られます。面接の練習はもちろん、日ごろから時事問題などの情報をしっかりと収集し、自分の意見を述べられるように整理しておくことが必要です。
大手前大学と提携する東京アカデミーでは、面接対策も充実させており、職種ごとの試験の傾向に合わせ、多角的な質問や深く掘り下げられた質問にも答えられるよう指導を行っています。志望動機や最近の関心ごとに関する質問をはじめ、ストレス耐性を見る質問など、近年の頻出事項に関しての対策も徹底。また、時事問題は「時事データブック」を学生一人ひとりにお渡ししているほか、自治体研究については学生が自ら調べられるようWebサイトや総合計画、パンフレットなどの見方についても指導を行います。面接対策として重視しているのは、模範回答を暗記するのではなく、自然なコミュニケーションの中で自身の魅力を伝える力を培うこと。まずは直感的に思ったことを伝えてもらうところから始め、それを面接に適した表現へと修正していくなかで、一人ひとりの「らしさ」を表現できるようアドバイスを行っています。

この項のポイント

  • 一人ひとりの個性を活かした指導を徹底
  • オンライン面談を通じて、面接への対応力を培える
  • 頻出事項や時事問題への対策もばっちり

これから公務員をめざされる方へ

ここまで読み進めてきて、通信教育を活用した公務員試験対策がどういうものか、イメージできたでしょうか。通信教育というと孤独なイメージを持つ方も多いと思いますが、実際にはオンライン面談などで他者と接する機会も多く、ついだらけてしまいそうという方でもしっかりと学習を進めていけることがご理解いただけたことと思います。とはいえ、合格をめざすのは簡単ではありません。例えば2025年度の国家公務員採用一般職試験(大卒程度)の場合、合格率は約34%(※)となっています。職種や地域によって試験の合格率や難易度は異なりますが、いずれの試験も決して油断はできないものとなっています。受験にあたっては、必ず合格するという意気込みを持ち、近年の傾向なども押さえたうえで十分に準備を進めていく必要があると言えるでしょう。

※参照:『令和5年度 日本語教育能力検定試験 結果の概要』(人事院Webサイト・https://www.jinji.go.jp/content/900035594.pdf

卒業生の声

「自分で計画を立てて勉強をする」という能動的な学修は、意外と難しいです。また、大学での学びは、高校のように先生が予習・復習まで細かくフォローしてくれる機会は少なく、課題も自分で調べて考える者が多いため、「自分で計画を立てて勉強をする」という力をつける練習になります。その力は、社会に出てからもとても役立つものだと思います。

今から学びを始めることに不安を感じる人もいるでしょうが、遅いということは絶対にないと思います。私自身、大学を中退したときには、数年後に自分が大学を卒業して公務員試験にも合格しているとは夢にも思っていませんでした。

自分で考えて努力した大手前大学での学生生活は、今の自分に大きな力をくれました。入学・受講を迷っているかたには、ぜひ前向きに、新たな一歩を踏み出してほしいと思います。

東京アカデミー担当者の声

公務員試験では基本的に学歴を問われないことがほとんどですが、大学卒業の資格を取得することには、将来の選択肢を広げるというメリットもあります。また、時事問題をはじめとして、公務員試験対策で学ぶことには実社会に出てから有用なものも多く、特に面接対策では社会人としてのマナーを身につけることができます。

学生のみなさんはそれぞれの事情や背景を抱えているので、私たちはあくまでも「聞かせていただく」という姿勢をもって接することを心がけ、「型にはめない」「個人の経験や魅力を活かす」ことを大事にしています。また、個別面談やメッセージなどを利用して、一人ひとりの状況に応じた声掛けを行い、ときには休息を促したり、ときには近隣自治体の情報を伝えたり、学生のみなさん自身がモチベーションを維持して学修に取り組めるよう配慮しています。

私たちといっしょに、夢を叶えるために頑張っていきましょう。