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通信制大学への進学はやめた方がいい?後悔しない通信制大学の選び方
※2024年10月30日現在の内容です
「通信制大学への進学を希望している」と言うと、「通信制大学はやめた方がいい」と言われたことはありませんか?
「卒業しても大卒の学歴にはならない」「大手への就職に不利だから」「簡単に入学できるから」などといった理由で心配されることが多いようですが、すべて誤りです。
もちろん、それぞれの大学にメリットもあればデメリットがあるように、通信制大学にもメリットとデメリットがあります。
大切なのは、しっかりと本質を知ること。「やめた方がいい」と言われる理由を知り、それらが自分にとってメリットになるのか、デメリットになるのか、きちんと見極めたうえで、後悔のない通信制大学を選びましょう。
- 通信制大学へ進学するのはやめた方がいいと言われる理由
- 通信制大学へ進学するメリット
- 通信制大学へ進学するのをやめた方がいい人
- 通信制大学へ進学するのがおすすめな人
- 自分に合う通信制大学の選び方
- 大手前大学の通信教育部がおすすめ
通信制大学へ進学するのはやめた方がいいと言われる理由
「通信制大学へ進学するのはやめた方がいい」と言われる理由はさまざまです。主な理由の一つは、「通信制大学は学歴にならない」というもの。
しかし、通信制大学は文部科学省に認定された法律上の学校なので、卒業すれば学士の資格を取得できて「大卒」という学歴になります。
次に、「大手企業への就職に不利」というもの。これは、通信制大学は入学しやすいことから、卒業も簡単だという誤解から、不利だと思う人もいるのかもしれません。実際、通信制大学の単位取得は簡単なことではなく、卒業するにはある程度の努力が必要です。このことを認識している企業であれば、大手でも中小でも就職に不利ということはありません。実際、企業の人事担当者であれば、通信制大学の卒業者が大卒であることは、ほとんどの人が知っているはずです。
ほかにも、「簡単に入学できるから」「卒業するのがたいへん」といった理由がありますが、これらも誤解から生まれた評価と言えます。
なぜ、こんなに多くの誤解が生まれたのか。通信制大学への進学はやめた方がいいといわれる理由の一つひとつについて、詳しく解説していきましょう。
通信制大学は学歴にならない
「通信制大学は学歴にならない」という誤解が生まれた理由は何でしょう。通信制の大学には基本的に入試がなく、試験があっても書類審査や簡単な面接だけで入学することができます。
通学制の大学と比べると入学しやすいので、評価されにくいのが理由かもしれません。また、通信制大学には受講種類が四種類あり、その中で大学卒業資格が取得できるのは「正科生」のみなので、他の受講生と混同されて誤解が生じたということも考えられます。
通信制大学は、四年制大学と同じく文部科学省に認定されているので、大学卒業(学位修得)の学歴として正式に認められます。詳しく説明すると、通信制大学が学校教育法によって制度化されたのは1947年。その後、1950年に文部科学省から大学教育課程として認められています。現在の通信制大学には、四つの受講種類があり、その中で正規の課程を選択し、通信制大学を卒業すれば「大卒」となるわけです。
入学から大卒資格を取得するまで
受験資格:高校を卒業している人、または高等学校卒業程度認定試験に合格している人
↓
受講種類の中の「正科生」を選ぶ:受講種類は、大学によって呼び方が違う場合もありますが、「正科生」「聴講生」「科目別履修生」「特修生」の四つがあります。
↓
卒業:学部に合わせた大学卒業資格(学士)を取得。
大手企業への就職に不利
大手企業への就職活動では、通信制大学卒業の資格では不利と言われることがあるようです。「通信制大学は学歴にならない」のところで解説したように、確かに入試の壁を超えて選抜された人と比べると、学力試験なしで入学できる通信制は学力が劣ると見られてしまうことが少なくありません。しかも、通信制大学は原則的に入試がなく、入学申込書を提出すれば入学できるので、偏差値が存在しません。そのため、他の大学と比べる指標がなく、高い評価はしづらいために誤解が生まれるのかもしれません。
もともと、「学歴」とは学業上の経歴という意味です。どんな学校教育を受けてきたことを指します。しかし現在では、大学に進学する人が半数以上となり、「学歴」という言葉が「大学のランク」という意味で使われることの方が多くなりました。偏差値の高い大学卒業者は高学歴と呼ばれるようになり、逆に高学歴以外の大学は学歴とはならないということになったのでしょう。
しかし、就職活動で大切なのは、通学制や通信制に関わらず、大学でどんなことを学んだかです。いずれの大学であっても、真剣に学んでいなければ評価はされず、しっかり学んでいれば評価されます。就職活動では、通信制大学を選択した理由と、どのようなことを学び、どんな知識やスキルを身に付けてきたのかをしっかりアピールすれば、確かな評価につながるはずです。
近年では企業の価値観の多様化で、通信制大学を卒業した学生が評価されることも増えてきています。その理由は、通信制大学を卒業するには高い自己管理能力が必要だからです。履修科目の組み立て方、オンライン講義を受ける時間を確保する、試験対策を行なって単位を取得する、といったことを基本的に一人で判断し、強い意志を持ってやり遂げた自己管理能力は、就職活動のアピールポイントとなるでしょう。
また、キャリアセンターでキャリア形成や就職活動を全面的にサポートしてくれる大学もあります。積極的に活用しましょう。
簡単に入学できるから
「大手企業への就職に不利」のところでも説明しましたが、通信制大学は一般的な通学制大学のような入試がなく、書類選考のみで入学できます。その理由は、もともと通信制大学が開講したのは、社会人が働きながら通学課程とほぼ同じ内容を勉強できるように配慮されたためです。その背景を知らないと、「どんな人でも入学できるのだから、レベルが低いのではないか」と感じる人もいるようです。更に、誰でも入学できる=卒業も簡単にできてしまう、つまり通信制大学の卒業資格は意味がないのではないかというイメージを持たれてしまいがちです。
しかし実際は、通信制大学を卒業するのはそう簡単ではありません。通学制に比べて、自主学習で単位取得をめざさなければいけないので、真剣に学業に向き合う気持ちがなければ卒業できない厳しさがあります。つまり、通信制大学を卒業できたということは、目的意識や計画力、継続力が高いということ。高い自己管理能力を持っていることの証明でもあります。逃げ出したくなるような状況でも、自分を管理してタスクを果たす能力は、社会に出て必要となってくるものです。ですから、簡単に入れる大学だからレベルが低いというイメージは間違いです。
最近では、高校生が通信制大学を選択することも増えてきており、通学課程に通う大学生も、「遠方の大学に受けたい授業がある」「通学の負担を減らしたい」というニーズから、通信制大学へ編入するケースも増えています。
学修が思うように進まず後悔している人が多い
「通信制大学の卒業率が低い理由は?卒業するためのポイントを解説」でも解説したように、通信制大学へは入学しても卒業が難しく、実際に卒業率も通学制に比べて低いため、選択したことを後悔する人もいるようです。その中の多くは、卒業率の数値の高さを見て、「自分も卒業できるだろう」と思い込んだり、ただ大学卒業の資格が欲しいからと、自分にとって興味のない学問を専門とする大学へ進学した人もいるでしょう。また、自主学習が苦手で、克服できなかったという人などです。
後悔しないためには、やはり入学前の大学選びが重要です。自分の目標に合っているか、勉学のためのモチベーションを保ち続けられるか、自己管理能力を高めていけるのか、自分に問いかけてから決めるようにしましょう。
通信制大学へ進学するメリット
これまで、「通信制大学へ進学するのはやめた方がいい」と言われる理由について解説してきました。不安に思っていたことも、ある程度解消できたかと思いますが、ここからは通信制大学へ進学するメリットを紹介します。せっかく進学するのなら、メリットを目一杯活用したいもの。事前に知っておくことで、モチベーションアップにもつながります。
時間や場所の制約なく学べる
通信制大学の授業は、基本的にオンラインが中心です。毎日通学する必要もなく、学ぶ時間も選ばず、住んでいる場所の制約がなく学べるというメリットがあります。
社会人でも、仕事の後や休日に勉強ができ、スマホで授業を受けられる通信制大学も多いので、通勤の移動中にも効率良く学ぶことができます。明確な時間割もなく、自分のペースで勉強できるので、仕事やプライベートと両立することも可能です。実際に、働きながらキャリアアップのために学ぶ人も多くいます。
学費が安い
大学といえば、学費が高いイメージがあると思います。その点、通信制大学は通学制の大学などに比べて、学費が安いことも大きなメリットです。通信制大学では施設費などの経費を抑えることができるため、入学金は2万円から高くても30万円ぐらい。年間の授業料は20万円から60万円ぐらいの大学が多く、約9割の通信制大学が国公立大学よりも学費が安く、約7割は100万円以下です。
安い学費で専門的な勉強ができるのも、通信制大学の大きな魅力です。ただし、スクーリングがある場合は、交通費や宿泊費がかかります。遠方の大学であれば、なおさらです。スクーリングが一切なしの大学もあるので、事前に確認しましょう。
自分の市場価値を高めることができる
通信制大学では、30代、40代の人も多く学んでいます。その年代といえば、キャリアアプを図るためにスキルや資格を身に付けたり、転職を考える年代です。
通信制大学なら、働きながら興味ある分野を学べるので、学び直しによって自身の市場価値を高め、更なるステップアップをめざせます。
比較的入学しやすい
繰り返しになりますが、通信制大学は基本的に書類選考のみで入学できます。そのため、入試のための勉強に時間をかけることもなく、入学資格さえ満たしていれば、ほとんどの人が希望する大学で学ぶことができます。
入学時期も一年の中で複数回あることが多いので、学びたい気持ちになったら、すぐに入学できるというメリットもあります。また、編入しやすいこともメリットです。通常、通学制の大学では、編入は3年次のみですが、通信制大学は2年から4年次まで編入でき、幅広く編入生を受け入れています。
大学卒業資格を取得できる
一度は社会人となった人が、働きながらでも大学卒業資格が取りやすいのが通信制大学のメリットです。大学卒業資格があれば、「大卒以上の資格を持つこと」と応募条件にある求人にも応募することができ、職業選択の幅が増えるメリットもあります。
また、学士号をすでに持っている人が他の専門分野で取れば、複数の学位を持つことで、より知見が広がることも考えられます。
資格・免許を取得できる
通信制大学では、教員免許をはじめ、さまざまな資格を取得できる課程が用意されているところもあります。国家資格の中には、大学で特定の科目を履修しなければ取得できないものがあり、なかには資格を取得するために必要な授業だけを最短時間で取得できる大学もあります。興味のある資格に挑戦したい人にとって、大きなメリットでしょう。
学割を利用できる
通信制大学の学生になれば、当然ながら学割が利用できます。勉強に必要な学術書やPCなども割安で購入できる場合もあるので、大きなメリットと言えるでしょう。また、交通機関にも使えるので、外出時にはプライベートも充実します。
人脈が広がる
通信制大学では在宅学習が主なので意外かもしれませんが、実は人脈が広がることも大きなメリットです。同じ大学には、同じ専門分野に興味を持ち、熱意をもって学業に打ち込む人との出会いがあるものですが、通信制大学の場合は学生の年齢層も幅広く、さまざまな人生経験を積み、さまざまな価値観を持った人が集まります。
スクーリングの機会には、これまで出会うことのなかった人たちと交流することで刺激を受け、それがまた学業へのモチベーションアップにつながるというメリットもあります。
読解力・文章力が身に付く
通信制大学の授業では、テキストやメディア講義などで学んだことをもとに、課題に沿ってレポートを提出します。レポート作成にあたっては、教科書だけでなく参考資料を数多く読み込む場合もあり、日常的に読むトレーニングを重ねられるので、自然と読解力が身に付きます。
更に、レポートを何度も書いているうちに論理的な文章力も身に付きます。説得力のある文章が書ける能力は、就職してからも非常に役立ちます。通信制大学だからこそのメリットと言えるでしょう。
1科目からでも履修ができる
入学前には、「自分に仕事や家庭との両立ができるのか?」「本当にこの学科でいいのか?」と不安を抱く人もいるでしょう。しかし、通信制大学の「科目等履修生」なら、1科目からでも履修ができるメリットがあります。
興味のある科目だけを選んだり、資格取得に必要な科目を選んだりと、選択の仕方は自由。ひとまず学習してみて自信が付いたら、正科生や本科生として入学することもできます。その場合は、科目等履修生として修得した単位も卒業に必要な単位に含まれるので、学ぶ時間も無駄になりません。
通信制大学へ進学するのをやめた方がいい人
学費が安い、入学しやすい、オンラインで完結するなど、メリットが多い通信制大学ですが、すべての人に向いているとは限りません。
一番のポイントは、自主学習であるという点です。自己管理能力と計画性、高いモチベーションを維持できなくては、コツコツと単位を取得する努力を続け、卒業するのは困難でしょう。
ここでは、入学してから後悔しないように、あえて通信大学へ進学するのをやめた方がいい人について解説します。入学後の自分をイメージしながら、通信制大学によっては学生が苦手なことへの負担を減らす取り組みをしているところもあるので、大学選びの参考にもしてください。
自己管理ができない人
通信制大学に1年次から通信制大学に入学した場合、4年間で卒業するためには124単位以上の取得が必要です。1年あたりでは、平均して31単位以上の取得が必要となります。1単位を取得するだけでも、自主学習とレポート・課題の提出をコツコツと繰り返さなければなりません。これを4年間、計画的に行っていくには、自己管理が苦手な人にはハードルが高いでしょう。
特に、仕事や家事と両立しようとしている人は、帰宅後や休日にも勉強のための時間を捻出しなければなりません。自分を律し、スケジュールを管理しながら、計画的に学習を進めることができる管理能力が問われるのです。
モチベーションを維持できない人
前項の「自己管理ができない人」の話にも関連しますが、通信制大学は基本的に自主学習なので、怠けようと思えば、いくらでも怠けることができます。途中で諦めてしまわないためには、モチベーション維持が大きな課題です。入学するときには、しっかりとした目標設定がなければ、モチベーションを維持することは難しいでしょう。卒業後の自分の姿を描き、それに向かって学習を進める姿勢が大切です。
キャンパスライフに憧れを持っている人
ドラマやアニメで見るような、いわゆるキャンパスライフに憧れている人は、通信制大学には向いているとは言えません。なぜなら、通信制大学では自宅での学習が中心なので、大学へ通学する機会はあまり多くないからです。そのため、サークル活動や部活動、ゼミ研究などは、ほとんどの通信制大学では経験できません。一般的にイメージされるようなキャンパスライフを経験したいのであれば、通学制の大学を選択したほうがよいでしょう。
一人で頑張るのが苦手な人
自主学習が中心の通信制大学で学ぶ日々は、少し大げさな言い方をすれば、孤独との闘いです。そのため、一人で何かに取り組むのが苦手な人は、学習を続けることが難しくなることがあるかもしれません。誰かと協力したり、励まし合ったりしながらのほうが、モチベーションが保てそうな人は、通信制大学にはあまり向いていないと言えます。
ただし、通信制大学でも、大学内に自主的に勉強できる空間を用意している大学があったり、スクーリングを多めにすることで、人と触れ合う時間を作ることはできます。最近では、SNSによるコミュニティサイトなどを活用して交流の機会がある大学もあるので、入学前にチェックしてみましょう。
ただ大学卒業資格が取りたい人
「大学卒業資格は欲しいけれど、あまり勉強はせずに楽したい」という人も、通信制大学には向いていない人と言えます。その理由は、通学制の大学では、授業によっては出席点が重視されていて、出席さえしておけば単位が取りやすいこともありますが、通信制大学では、それはほとんど期待できません。レポート・課題の提出と試験を合格しなければ単位を取得できないので、根気強く主体的に勉強を進める必要があります。自信がないという人は、スクーリングの機会を増やしたり、オンラインで受ける形式の授業が充実した通信制大学を選ぶと、少し楽になるかもしれません。
いずれにしても、「大学資格さえ取れば就職活動に有利。どんな就職先にも合格できる」というような、極端に学歴がすべてだという考えは、現代の社会では通用しません。就職活動での学歴は、希望する就職先に応募するための資格を得ただけに過ぎず、あくまでもスタートラインです。大学で何を学ぶのか、何を身に付けるのかを今一度しっかり考えて、充実した大学生活にしましょう。
通信制大学へ進学するのがおすすめな人
それでは、通信制大学が向いている人とはどんな人なのでしょう。ここまで通信制大学についての特徴もよく理解できてきたと思います。入学するまでに、入学の目的は明確なのか、一人で勉強を続けられるのか、好奇心を持って意欲的に学習を進められるのかを検証してみましょう。
また、社会人で学び直しを考えている人も、通信制大学を選択するかどうかのヒントになると思います。
入学の目的が明確な人
「知識を身に付けてキャリアアップしたい」「教員免許を取得して教師になりたい」「あの大学の心理学の講義を受けて知識を深めたい」といった明確な目的を持った人は、通信制大学に向いていると言えます。しっかりと目標があれば、たとえ学業以外のことで忙しくなっても、モチベーションを維持しやすいからです。興味のある分野を自ら学ぶ姿勢がある人なら、入学してからも後悔せずに勉強を続けることができるでしょう。
自己管理能力・計画性が高い人
通信制大学には、明確な時間割などはなく、学習の時間や進め方についてほとんど制約がありません。そのため、高い計画性と自己管理能力を持って、時間を使える人は通信制大学に向いています。周りの人が頑張っているから自分も頑張ろうと思うことはない代わりに、自分のペースで学習を進められるのが通信制大学の特徴の一つです。
スポーツや趣味など、これまで自分で目標に向かって努力し、達成した経験のある人なら、通信制大学に入学しても十分にその経験を生かせることでしょう。
自宅で過ごすことが好きな人
外出するよりも、一人の時間を自宅で過ごすことが好きという人も、通信制大学には向いているかもしれません。通信制大学の勉強は、移動中などの隙間時間でもできますが、時間をかけて集中する場合には、自宅で行わなければならないからです。「周りに人がいない方が集中できる」「家が一番落ち着く」という人なら、一人での学習も苦にならないでしょう。
例えば、学生時代から自宅で試験勉強をして結果を出していた人や、社会人になってから自宅で勉強して資格を取得した経験がある人なら、通信制大学を問題なく卒業できるでしょう。
好奇心が強い人
新しいことに興味を持ちやすく、学ぶことを楽しみに感じられる好奇心の強い人は、通信制大学に向いています。学問とは、分野ごとに体系的に学びます。そのため、今学んでいる内容に興味を持ち、もっと知りたいと思える人は、次へ次へと学んでいけるからです。通信制大学では、自主学習が基本です。学問を更に深めたい好奇心の強い人には、楽しい環境が待っていることでしょう。
学び直しをしたい人
社会人で学び直しをしたい人には、通信制大学が適しています。時間や場所に制約がなく、いつでもどこでも学べるため、実際に多くの社会人が働きながら勉強したり、いったん仕事を辞めてキャリアアップのために学び直しに専念したりしています。
また、通信制大学には、教員免許や資格を取得できる大学もあります。希望する資格取得の勉強をしながら、大学卒業資格も手に入るのは、ステップアップできる大きなチャンスと言えるでしょう。
自分に合う通信制大学の選び方
ここまで、通信制大学に向いている人、向いていない人について解説してきました。
そこで、通信制大学の大きな特徴として浮かび上がったのは3点。自主的な学習スタイルと、資格取得などの目標を明確に持たなければ卒業が難しいこと、そして自分の興味のある分野を学べばモチベーションを維持し続けやすいということでした。つまり、この3点をクリアすれば、自分に合う通信制大学を選べるということです。選び方のポイントを詳しく解説していきます。
自分に合った学習スタイルの大学を選ぶ
自主的な学習が基本となるのは、どの通信制大学も同じですが、学習スタイルは大学によって異なります。自分のライフスタイルや性格に合った学習スタイルで学べる通信制大学を選びましょう。学習スタイルには、大学によって大きく3つのパターンがあります。
- スクーリングも含み、すべてオンライン授業のみで通学せずに卒業できる大学
- 対面型のスクーリングが充実している大学
- 大学スタッフによる学習サポートが手厚い大学
黙々と一人で勉強するのが好きな人もいれば、協力し合ったり、同級生と一緒に勉強できる方が勉強がはかどる人もいます。自分がどんな学習スタイルが得意なのか、どんな大学生活を送りたいのかを思い描いた上で、自分に合った通信制大学を探してみましょう。
取りたい資格を取得できる大学を選ぶ
しっかりとした目的があれば、卒業に向かってモチベーションを維持しやすいことは、これまでに説明した通りです。中でも資格を取得するためには、計画的に勉強しなければならず、明確な目的となります。めざしている資格がある人は、その資格を取得できる大学はどこかをまず調べましょう。大学によって、どの種類の資格取得のためにコースを開講しているかは違います。
また、目的の資格を取得するための通学スクーリングがある場合や、実習が必要な場合もあります。自分の希望や条件と合うかどうかも調べましょう。
興味のある分野を学べる大学を選ぶ
大学を選ぶときには当然、自分が学びたいことが学べる大学であることが大前提となります。学びたい内容がはっきりしていれば、計画性や熱意をもって勉強に取り組み、モチベーションを保ち続けることができます。通開講している学部・学科は、通信制大学によって異なります。自分が学びたい分野が学べる大学をいくつか探し、比較して検討してみるとよいでしょう。大学によっては、通学課程と通信課程で開講している学部や学科が異なる場合もあるので、注意しましょう。
まだ明確に学びたい分野がない人も、興味のあることを学べる大学を探して、どんな学びができるのかを具体的に調べてから選びましょう。
大手前大学の通信教育部がおすすめ
大手前大学の通信教育部は、すべての人にあらゆる可能性が開かれた「どこでも大学」です。オンライン・オンデマンド授業ならスマホやPCを通じてどこにいても受講でき、スクーリングを活用してつながりを持つこともできます。
受講科目は160科目と幅広い学問領域に及んでおり、あなたの興味・関心に応じた受講ができます。
年齢を問わず、人生のどのステージにいても学ぶチャンスがあり、さまざまな資格が取得可能。学びを通じて、活躍できるフィールドも無限大に広がります。
大手前大学通信教育部で取れる資格って?
大手前大学通信教育部では就職・キャリアアップに活かせる専門資格を取ることができます。
- 認定心理士
- 2級キャリアコンサルティング技能士【受験資格】
- 社会福祉主事【任用資格】
- 日本語教員
- 社会調査士
どんな受け方?
年4回学修計画を調整できる、柔軟な「クール制」。
大手前大学通信教育部では、1年を4つの修学期間に分け、履修登録〜単位取得試験までの約2ヶ月半が「1クール」です。クールごとに学修計画を立てられるため、学びの計画を柔軟に調整することができます。
学費はどれくらいかかるの?
基本的な学習費用は一括の定額制。安心の学納金システムです。教材費・スクーリング受講料・単位修得試験受験料はすべて授業料に含まれており、授業料の追加費用が発生しないシンプルな学納金設定となっています。
1年間あたり326,000円
(eラーニング教材費/スクーリング受講費/教材費/単位取得試験受験料)
※ 入学金20,000円(入学年度)、在籍料24,000円(年度額)、同窓会費10,000円(卒業年度)が別途必要です。
※ 上記は4月入学生の学納金です。10月入学は入学年度と卒業年度の在籍料および授業料は半年(6ヶ月)分の費用となります。
※ 資格の取得や、教育実習の受講を希望する場合は、別途費用が必要です
もし卒業できなかった場合はどうなるの?
仕事や家庭の事情などにより単位数が卒業要件に満たなかった場合は卒業延長となり継続して授業を受けることができます。卒業延長時は学納金負担も大幅軽減されるため、安心して学んでいただくことができます。
卒業延長時授業料(1年間あたり)
50,000円
(年間の履修上限単位数(CAP):30単位)
※ 卒業要件を満たしての卒業延長はできません。
※在学年限を超えて卒業延長はできません。
※ 在籍料24000円は含みません。
大手前大学通信教育部の特徴は?
3つのサポートで一人ひとりの学修を細やかにサポート。ライフスタイルに合わせてムリなく学修を進めることができるので、希望のキャリアに近づくことができます。
Support01 いつでもどこでもオンラインで受講
時間に不規則な仕事や残業の多い方でも安心の24時間対応のオンライン学修システムで、気軽にいつでもどこでも自分のベースで学ぶことができます。通信制大学にありがちな「指定会場での試験」もなく、普段の授業から試験まで、すべてがオンラインで完結することができます。
Support02 担当教員と専任アドバイザーが学修をサポート
eラーニングでの学修時は、担当教員に直接質問することができ疑問点を解消することができます。また、学修アドバイザーが学修面での疑問点・履修内容の確認・パソコンの使い方など、さまざまな疑問にお電話やメールでサポート。学生のみなさまから対応が丁寧と好評いただいています。
Support03 大学の授業が不安な方には、アカデミックスキル科目をご用意
学びたいすべての人のために、アカデミックスキル科目群を設置しています。大学生としての学びに必要な論理的思考力や、学術的な文章をまとめる能力を養うことができます。
また、若年者を対象とした担任制の「基礎ゼミナール」も開設。高校と大学の学びの違いを比べながら、学修方法や学び方のコツを習得することができます。さらに「キャリア選択」では、学びながら自身の進路設計を立てることができ、社会人としての基礎能力を養えます。
データで見る大手前大学 通信教育部
学生満足度
学生満足度 95.3%!
※通信教育部学生を対象とした「2023年度 通信教育部年度末アンケート」による(2024年3月調べ)
在校生の年齢比率
※ 2024年6月現在
入学理由
大卒資格を取れるから | 63% |
---|---|
ネット学修だけで卒業できるから | 40% |
心理学・コミュニケーションについて学びたいから | 33% |
日本語教員養成課程があるから | 32% |
eラーニングが充実しているから | 26% |
認定心理士の資格が取れるから | 23% |
教養を身につけたいから 語学を学びたいから |
21% |
最短1年で卒業できるから(4年次編入学ができる) | 18% |
4クール制に魅力を感じたから | 18% |
※「2023年度4月入学者アンケート」(複数回答)より
※小数点以下は四捨五入しています