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2024年度公開講座「阪神間の100年の歴史」受講者募集中
社会人向け講座を運営する大手前シティカレッジが2024年度の公開講座を開講します。阪神間の各所でメモリアルイヤーを迎えることから「阪神間の100年の歴史」をメインテーマとし、〈前編〉と〈後編〉に分けて、本学教授陣をはじめ、様々な分野から講師を迎え講演いたします。
4月講座
日時:4月13日(土)
講師:川口 宏海(大手前大学 副学長・教授)
テーマ:「阪神間の歴史とその特色」
阪神間の100年史を語るうえで必要な明治に至るまでの歴史的背景を概説し、地域史上の特色などを指摘します。この地域は、旧石器時代から祖先が暮らしてきたところです。奈良、京都、大阪の政治的中心地に近く、その影響下にあり続けます。古代には、高僧行基が活動し、中世末期には、地元武士荒木村重などが活します。近世には天領や尼崎藩などがおかれて、幕府の西国支配の一角を担います。また、伊丹、灘・西宮は江戸向けの酒造業が発達します。近代に入ると、伊丹・尼崎・西宮は国際港湾都市神戸とともに鉄道と海路で結ばれ、大阪の近郊都市として、より発展しました。
5月講座
日時:5月11日(土)
講師:藤本 幹也(大手前短期大学 ライフデザイン総合学科 教授 )
テーマ:駅舎のデザイン変遷とこれからの役割
駅舎はこれまで多くの人々に馴染み深い建物として利用されてきました。また現在の駅の利用者は、年齢・性別・国籍問わず多様化してきています。今回の講座では、駅舎の様々なデザインや機能に着目し、過去から現在に至るまでどのように変化してきたのかを紹介するとともに、多くの駅舎の事例を通して、これからの駅舎のありかたや課題について皆様と一緒に理解を深めていきたいと思います。
6月講座
日時:6月8日(土)
講師:仙海 義之(公益財団法人阪急文化財団 理事)
テーマ:小林一三が想い描いた「宝塚」
小林一三(1873-1957)は、1910年に現在の阪急電車宝塚線を開業すると、ご乗客獲得策として終点の宝塚に観光資源を集中させます。そしてその中から芽生えた「宝塚少女歌劇」を大輪の花に育てるとともに、遊園地・動植物園・ホテルと様々な旅客誘致施設を展開し、「宝塚」を家族が1日楽しく過ごせる遊覧の地に造り上げました。一方のターミナル「梅田」を賑わせた百貨店や映画館・劇場が都市の文化だとするならば、「宝塚」に栄えたのは郊外の文化だと言えるのでしょうか。「宝塚」をめぐる沿線のトポスを考えてみたいと思います。
7月講座
日時:7月13日(土)
講師:赤楚 勝司(阪神甲子園球場 球場長代理)
テーマ:開場100周年を迎える阪神甲子園球場の歴史と次の100年像
100年の歴史を通して野球の聖地となった「阪神甲子園球場」。壮大な誕生プロジェクトから始まり、スポーツのメッカとなった昭和の姿や平成の大リニューアル、令和を迎えた今の姿など、その歴史を振り返るとともに、2022年8月から展開されている100周年記念事業を通じて目指す次の100年に向けた将来像を紹介します。
※ 各回のテーマならびに内容は、都合により若干の変更が生じることもございます。ご了承ください。