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登録日本語教員をめざす皆さんへ

大手前大学通信教育部は、通信制大学で初めて、登録実践研修機関・登録日本語教員養成機関として文部科学大臣の登録を受けました。
登録により、令和8(2026)年度以降に入学し、「登録日本語教員養成・実践研修課程」を修了した学生は、日本語教員試験(基礎試験)及び実践研修が免除され、日本語教員試験(応用試験)に合格した上で手続きをすると、登録日本語教員の資格を取得できます。
※令和7(2025)年度以前入学者とはカリキュラムが異なります
なお、上記の「登録日本語教員養成・実践研修課程」の修了も、令和7(2025)年度以前に入学し本学の「日本語教員養成課程」を修了した場合も、日本語教員試験(基礎試験)及び実践研修が免除され、日本語教員試験(応用試験)に合格した上で手続きをすることで、登録日本語教員の資格を取得できます。
2025年度10月までの入学者を対象にした現行の「日本語教員養成課程」との主な変更点等は以下のとおりです。
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2025年度まで 【日本語教員養成課程】 |
2026年度以降 【登録日本語教員養成・実践研修課程】 |
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入学区分 | 正科生および学士の学位(大学卒業資格など)を有する科目等履修生 | 正科生および学士の学位(大学卒業資格など)を有する科目等履修生 |
修了要件 | 学士の学位を有し、所定の授業科目から必修14単位(教育実習を含む)および選択必修2単位を含む27単位以上(うち日本語教育実習をのぞくスクーリングまたはメディア授業(ライブ型)5単位を含む) | 学士の学位を有し、所定の授業科目から必修29単位(教育実習を含む)を含む33単位以上 |
修了必要期間 | 最短2年間 | 最短2年間 |
経過措置適用期間 | 2033年3月31日 | - |
教育実習受講条件 | 在学2年目以降で、履修登録時において日本語教育実習を除く必修12科目13単位を修得済であること | 在学2年目以降で、履修登録時において日本語教育実習を除く所定の必修20科目22単位を修得済であること |
科目等履修生として修了した場合の学納金 ※教育実習費用が別途必要 |
28万円程度 ※授業の組み合わせで金額は多少前後します | 38万円程度 ※授業の組み合わせで金額は多少前後します |
※この他の変更点でご不明な点は通信教育部事務室までお問い合わせください。
■大手前大学通信教育部事務室
入学検討者:TEL 0120-3229-24 ※受付時間 9:00~17:00(土日祝は休み)
在学生・卒業生・過年度に「日本語教員養成課程」を修了された方:TEL 0798-32-5141 ※受付時間 9:00~17:00(火土日祝は休み)
【2025年度10月入学】登録日本語教員の資格取得に係る経過措置について
2025年度10月入学を含む令和7(2025)年度以前の本学の「日本語教員養成課程」においては、必須の教育内容50項目に対応した日本語教員養成課程(Cルート)及び平成12年報告に対応した日本語教員養成課程(D-1ルート)について、それぞれの経過措置に係る申請を行い、文部科学省において審査基準を満たすことが確認されています。
そのため、当該課程を修了した者も、日本語教員試験(基礎試験)及び実践研修が免除となり、2033年3月31日までに所定の試験に合格した上で手続きをすることで、登録日本語教員の資格を取得することができます。
詳細は以下より確認してください。
卒業生の声
Gさん(2023年3月卒業)

国内外、ライフスタイルに合わせて働ける大きな魅力
大手前大学通信教育部を卒業後、日本語教師として働き始めて3年目が経ち、現在は日本語学校で、主にアジアからの留学生に日本語を教えています。毎日、新しい視点からの質問や文化の違いに直面し、発見と学びの連続です。私が大切にしているのは「楽しい授業運営」。学生と信頼関係を築き、日本語の面白さを伝え、質問しやすい環境を整えることを常に心がけています。日本語教師という職業は国家資格となり、その需要も拡大しています。国内外、それぞれのライフスタイルに合わせて働ける点も大きな魅力です。
日本語教師は20代の頃に憧れた職業で、前知識もなしに行ったタイへの旅行経験が学び直しを後押しし、日本語教師養成の専門学校で一年間学んだものの、実際に日本語教育機関で働くためには四年制大学の卒業が必要なことがほとんど。周囲にいた日本語教師の多くが大手前大学の通信教育部の卒業生で、学びの内容に定評があったため進学を決意。技能実習生たちに日本語を教えながら、家事や学業を両立させて卒業できました。
日本語科目以外にも心理学の科目も履修し、認定心理士の資格を取得しましたが、このスキルは職場で大いに役立っています。祖国を離れ、日本に来た学生たちに寄り添いながら日本語を教えることの重要性を改めて実感しました。
Fさん(2024年3月卒業)

新たな日本語教育の場を創出、外国人のIT人材を育成
IT企業を経営していますが、国内のIT人材の不足は深刻です。そこで、外国人IT人材向けの日本語教育に関わりたいと考えており、外国人には適切なビジネス日本語を身につけてもらい、日本人には外国人にわかりやすい「やさしい日本語」を教える法人向けのサービスを立ち上げたいと考えています。
大手前大学通信教育部を選んだのは、オンラインで授業や試験が完結でき、卒業がめざせること。さらに4年次編入学すると、1年目に必修単位を修得すれば、翌年は教育実習に集中できるからです。仕事との両立は容易ではありませんが、オンデマンド授業が多いため、隙間時間を有効に活用できます。また、日本語教育実習(スクーリング)は他の学生と交流できる貴重な機会。他の学生の創意工夫にあふれる指導案に自身も感化されました。
今後も増加が見込まれる外国人労働者と良好な関係を築くためには、円滑なコミュニケーションが不可欠です。日本語教育の知識やスキルを養うことで、活躍の場が大きく広がると考えています。